意外な生産性上昇

経済動向最前線 熊野 英生 [ 特集カテゴリー ]

意外な生産性上昇 [ 第47回 ]

日本の労働生産性は低いと批判されてきた。特に、米欧の先進国に比べて大きく見劣りすると言われてきた。産業別には、GDPの7割を占めている第三次産業、中でもサービス産業が足を引っ張っているから、生産性の水準が低いとされる。

ところが、リーマンショック後、2009年から2016年にかけて1人当たり就業者の労働生産性(名目値)は上昇している。これは、単なる反動ではなく持続的な変化の結果である。確かに、サービス産業の生産性は依然低いことは間違いない。しかし、それは水準のことであり、必ずしも水準が上昇しないという意味ではない。この意外な事実について調べてみた。

 

 

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羽ばたけ!関西中小企業 永岡 俊哉 [ 特集カテゴリー ]

経営理念はまじめに印刷物製造に取り組むこと [ Vol.35 ]

誰にもかかわりのある印刷業だが……

我々の日々の生活の中で印刷物に触れない日は多分無いだろうし、印刷屋さんと聞いて何をやっているのかイメージできない人は居ないだろう。しかし、昨今のパソコンプリンターや安いコピーの普及、さらには紙離れにより業界は打撃を受けていると言う。そんな中、揺るぎない信念と高い技術力を誇り、品質の良い印刷にまじめに取り組んでいる印刷会社が大阪市にある。北東工業株式会社である。今回は同社の東條秀樹氏を訪ね、同社の舵取りについて伺った。

 

 

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地方創生に繋がる手段の活用

地方創生にかかわる 中小企業の役割 野田 万起子 [ 特集カテゴリー ]

地方創生に繋がる手段の活用 [ 第2回 ]

連載1回目では、地方創生元年から3年が経ち、現状はどうなっているのかという問いかけから始めました。もちろん、会社経営と同じで短期的に解決できること、中長期的に改善していくことは内容が異なります。今回は、この3年で著しい成果を創出している自治体に注目をしてみたいと思います。

 

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釘を刺された五つ星

EU情勢最前線 中空 麻奈 [ 特集カテゴリー ]

釘を刺された五つ星 [ 第71回 ]

家の躯体に釘を使わない木造軸組の工法は日本古来の伝統的なもので、木材を組み合わせて建築物を作る。格式ある神社や仏閣の中には、釘をほとんど使っていないものもある、という。奇跡的な技術の高さは世界に誇られるべきものであるが、そんな日本の建築においても鎌倉時代には念のために釘を打つようになった。転じて、釘を刺すとは、あとで問題が起きないように予め調整すること、念を押すこと、の意味となっている。

 

 

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伝説の営業ウーマンが教える 女性目線の生かし方 高塚 苑美 [ 特集カテゴリー ]

ジェネレーションギャップと人材育成 [ Phase15 ]

突然ですが、皆さんは新入社員や若手の20代前半の女性社員と接する機会はありますか? 最近私は週に1度、研究所員として大学に行くのですが、ちょうど今はインターンや就職活動もひと段落し、内定をもらった大学生も多くなりました。2018年3月に卒業を控えた若者たちはもちろん、その下の世代でこれからが本番という学生まで。色々な学生と触れ合う機会があります。
仕事柄、経営者や幹部の方向けと接することが多い私ですが、そこで皆さんと話題になるのが最近の若者の傾向や、そのギャップへの悩み、そこから来る人材育成の難しさです。そこで今日はこのギャップに注目して話を進めていこうと思います。

 

 

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プレイングマネジャー制度という病気促進剤

経営者のための営業マネジメント塾 営業部をよくするには健康診断が必要! 藤本 篤志 [ 特集カテゴリー ]

プレイングマネジャー制度という病気促進剤 [ 連載回数:第12講(第3クール・第33回) ]

プレイングマネジャー制度の幻想

 

 

営業部の8割以上は、プレイングマネジャー制度を採用している。
これは、正確なデータ分析で計算した数字ではなく、私の職業的な経験値だが、おそらく実態に近い数字だと考える。
2017年度のテーマである「営業部を良くするためには健康診断が必要!」を締め括るに相応しい題材として、このプレイングマネジャー制度を取り上げた。理由は簡単で、これ以上のリトマス試験紙はないからだ。

 

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