今求められる「地域のリーダー像」とは

地方創生にかかわる 中小企業の役割 野田 万起子 [ 特集カテゴリー ]

今求められる「地域のリーダー像」とは [ 第08回 ]

 地方創生には、「経済」「社会」「技術」に係るイノベーションが重要です。地域の財政難、高齢化、人口減少という過酷な状況では、地域はマイナーチェンジをするだけでは衰退することになります。

 そして、そのイノベーションを興すカギは「人財」であることは間違いありません。これは、単一の企業経営においても同じことが言えます。
本号では「人材」を、イノベーションを興す「人財」へと進化させていくためには何が求められるかを考えていきたいと思います。

 

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ツキを気にせず最善尽くす 記憶より理解を深める(羽生善治氏 講演録)-①

変革の時代を生き抜く“自己刷新力” 激変の時代を生き抜くヒント 〈前篇〉 [ 特集カテゴリー ]

ツキを気にせず最善尽くす 記憶より理解を深める(羽生善治氏 講演録)-① [ 国民栄誉賞 羽生 善治竜王 永世七冠  ]

ミスを重ねず気分転換 良いプレッシャーに身を置く    将棋の世界は、ルールそのものは400年前から変わってお…

イノベーションのバトンをつなぐ

ドラッカーに学ぶ働き方改革 中平 次郎 [ 特集カテゴリー ]

イノベーションのバトンをつなぐ [ 第四回 ]

 前号に続き、イノベーションのテーマについて、もう少し掘り下げていきたいと思います。イノベーションは、事業が好調だからとか、減速してきているからとか、そういう理由で取り組むのではありません。イノベーション、つまり、新しい事業を創っていくという取り組みは、通年の計画に入っていないといけません。なぜなら、時間の経過とともに、世の中のニーズや社会が求めていることは変化をし続けており、今までの事業が古くなっていくからです。

・マーケティングとイノベーションによって顧客を創造すること

・昨日を陳腐化させ、明日を創り上げること

・組織の資源と労力を、最大の機会、最大の成果の上がる分野に適切に配分すること

 それが経営者の仕事であり、顧客を創造できたかどうか、その成果を問われます。

 イノベーションは、あくまで、ドラッカーのマネジメントの基本と原則の1テーマにすぎませんが、景気がよいときは学ばず、景気が悪くなると、ドラッカーの人気が一時的に復活するというサイクルがあると言われています。でも、そうではありません。イノベーションを含め、ドラッカーのマネジメントの基本と原則は多岐にわたります。それを学び続け、繰り返しの思考と習慣にすることが、私たち経営者の課題です。

 

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裏をかけるか?

EU情勢最前線 中空 麻奈 [ 特集カテゴリー ]

裏をかけるか? [ 第77回 ]

 予想外の手段、思いもよらぬ方法で、相手を出し抜くことを“裏をかく”という。戦いの際武士が防御策として着ていた鎧の裏まで、槍や刀で突き刺し、せっかくの防御策を無意味にしてしまうことから転じたものである。

 マーケットの期待を感じ取り、その期待に応えつつ、時には、その期待をうまく裏切りながらサプライズを起こす。中央銀行の金融政策の巧拙は、ある意味、いかにマーケットの裏をかくか、であるとも言える。

 

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商談は漠然と取り組んではダメ!!

御社の営業マネジャーは部下を育てていますか? 藤本篤志 [ 特集カテゴリー ]

商談は漠然と取り組んではダメ!! [ 連載回数:第5講(第3クール・第38回) ]

営業という仕事は
一冊の本作りに似ている

 営業という仕事は、一冊の本を書き上げる仕事に似ていると、私は、常々考えている。私が、ビジネス書作家だから言うのではない。

 みなさんにとって、非日常的な話かもしれないが、一冊の本を書き上げる流れについて、説明したいと思う。

 まず、執筆で最も大切なことは、テーマを決めることだ。要するに、「何を書くか」ということになる。

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部下の個性を〝大切にしない〟ことが部下を伸ばす⁉

御社の営業マネジャーは部下を育てていますか? 藤本篤志 [ 特集カテゴリー ]

部下の個性を〝大切にしない〟ことが部下を伸ばす⁉ [ 連載回数:第4講(第3クール・第37回) ]

 

個性を大切に、という発想の恐ろしさ

 

 早朝の羽田空港での出来事。

 飛行機に乗るまで、小一時間ぐらい時間に余裕があり、腹も減っていたので、立ち食いうどんのカウンターの前に立った。その店は、注文を受け付けるカウンターが1ヶ所しかなかった。また、うどん、そばだけでなく、牛丼や豚まんも売っていた。

 前に並んでいた男性が、注文する段になったとき、「そばはどんな感じ? 牛丼は? 豚まんは?」と後ろに数人が並んでいることも気にせず、2分ほど、「どれがいいかな?」と、優柔不断に決めあぐねていた。さすがに、後ろの人もイライラしだしたので、私が、「注文の品を決めてから、もう一度、並んでもらえませんか?」と声を掛けたところ、「うるせぇな。面倒くさくなったから、豚まんでいいよ」という返事が返ってきた。すぐに、豚まんに決めてくれたので、それ以上のやり取りはなかったのだが、私も相当気分を害した出来事だった。

 

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ジュエリーリフォームで 業界の明日を切り開け
[ 特集カテゴリー ]

ジュエリーリフォームで 業界の明日を切り開け [ 株式会社エクミス ]

 

 

株式会社エクミス
代表取締役社長 山田 悟

 

 

人の思いを繋ぐ企業
 株式会社エクミス

 

「センチメンタル・バリュー」―「他人には価値のない物であっても、自分にとっては特別な思い出や思い入れがあるもの」この言葉をご存じだろうか。
 このセンチメンタル・バリューを“形にする”ことに全力で挑む経営者がいる。株式会社エクミスの代表取締役社長山田悟氏だ。1986年の創業以来、同社はジュエリーを生まれ変わらせる「リ・ジュエリー」を主軸事業として展開し、50万点以上の加工実績を積み重ねてきた。
「皆さんの中にも、タンスに眠ったままのジュエリーを持つ方がいるのではないでしょうか。宝石はそこに込められた所有者の思いと同様、朽ちることはありません。リフォームという手段によって、その価値を自身の思いと共に後世へ残すことができるのです」と山田社長は語る。
なぜジュエリー業を手掛けることとなり、さらにはリフォームに着手するに至ったのか。リ・ジュエリーという新たな分野を見出し、業界に一石を投じてきた先駆者の軌跡を辿る。

 

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