正念場の世界経済 AIによる失業率の上昇

「いよいよ世界経済は調整局面か」 —-日本の今年から2020年、その先の生き方 東京 2019年3月11日(月) [ 特集カテゴリー ]

正念場の世界経済 AIによる失業率の上昇 [ 経営コンサルタント、経済アナリスト 中原 圭介 ]

牽引役は米中消費
金融緩和で債務は拡大方向

 2018年末の現状、そして世界経済の第一の牽引役はアメリカの旺盛な消費で、その要因は原油安と低金利が消費拡大です。アメリカのGDPは、ここ5年で平均2%以上の成長率を達成しています。特に2014年の後半から原油安が始まり、アメリカ国民の実質的な所得が上昇しました。なおかつ低金利によって金融機関の融資基準が住宅ローンを除いて緩和され、家計も借金をしやすい状況になっています。そのなかで消費が拡大して、GDPが底上げされました。アメリカの消費の拡大による輸入の拡大が世界経済に好循環をもたらしているのです。
2番目の牽引役は中国の設備投資と消費の拡大です。米中貿易戦争以前は設備投資と消費が拡大し、経済成長と賃金上昇が進んできました。ただ、中国は経済効率が悪くなっています。リーマンショック後の4兆元投資で非効率な投資が国営企業中心に進みました。最新の試算では、GDPを1兆ドル増やすために民間企業が3兆ドル近くの借金をしています。とはいえ、リーマンショック後の世界の大不況を救ったと歓迎され、アジア経済の底上げにもつながりました。
 そして第3の牽引役は世界的な金融緩和です。アメリカの中央銀行であるFRBは2015年から利上げを始めましたが、まだ効果は現れておらず低金利が続いています。低金利のなかで世界中の政府、民間企業、家計が債務を増やしているのです。ところが日本は企業と家計は債務を増やしておらず世界に比べ特殊であり、健全と言えます。ただ、政府債務が先進国で突出して大きいのが問題です。いずれにせよ、低金利によって世界中で債務拡大が持続可能になっており、その債務の拡大が、いまの経済成長を支えているのが現状です。とはいえ経済成長率は低いのですが。

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令和時代の展望

経済動向最前線 熊野 英生 [ 特集カテゴリー ]

令和時代の展望 [ 第61回 ]

 5月1日から始まる新元号が「令和」に決まった。どんな時代になるのだろうか。この令和時代もやはり30年間くらいは続くとみて不自然さはないと思う。西暦で言えば、今から30年後の2049年までの未来である。

 私たちは、和暦で令和を使うと何か雅(みやび)なイメージがあるが、西暦で考えると途端に厳しい現実に引き戻される。筆者自身の話に引き戻すと、令和元年から30年までは年齢が51歳から81歳となる計算だ。男性の平均寿命を使えると、自分の老後の大部分は令和時代の後半となる。

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遊郭の生活

伝統を伝え、育て、革新する伝・Tokyo 若柳 尚雄里 [ 特集カテゴリー ]

遊郭の生活 [ 第八回 ]

【鐘は上野か浅草か その約束を待つ宵の 風も浮気な仲の町 過ごして植ゑし初桜 つい移り気な色も香も 留めて素足の八文字】

 これは長唄【傾城】の初頭の文句です。桜も終わり、新緑に移り変わろうとしております。江戸の旦那衆は、季節が変わる毎につい移り気に、新しくフレッシュな太夫や新造に目移りされていたのでしょうか……。
 

 この度も、尚雄里の日本舞踊は、まだまだ奥の深い吉原仲之町と、また全国にあった吉原についてご紹介したいと思います。

 先号は花魁のファッションについてでしたが、花魁の支度でホテルニューオータニ日本庭園にて久しぶりに出演したイベントでは、約30キロに及ぶ支度で御座いました。江戸時代の吉原での花魁は同じ重さか、または更に重量のあるものだと憶測されます。この度も若衆の肩を借り、高さが五寸から六寸(15センチから18センチ)の三枚歯で、黒塗りの畳付きという高下駄を履き、道中をさせて戴きましたが、これは寛政期(1789年~1801年頃)の江戸後期に完成されたもので、現在受け継がれている花魁道中の形は江戸後期のものというのが解り、この最終的に残ったものが一番華やかで豪華であり、人目を惹くものだと言えるでしょう。

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スリーサークルモデル

100年、200年企業を実現するための 欧米流ファミリービジネスマネジメントのススメ [ 特集カテゴリー ]

スリーサークルモデル [ 第3回 ]

 先月はファミリービジネスにおいて、重要なことは、いかにして「経営承継」を実現するのかについて説明しました。また、スリーサークルモデル1についても紹介しました。今月は、スリーサークルモデルについてもう少し詳しく説明したいと思います。

 

スリーサークルモデルで
利害関係者の利害を調整する

 当初、スリーサークルモデルは、ファミリービジネスに関わる関係者がサークル上のどこに位置付けられるのかを整理し、それぞれの関係者が持つ潜在的な課題として、人間関係における対立、役割上の課題や優先順位などを明確にするためものでした。

 

 

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何故、中堅・中小企業のマネジメントはうまくいかないのか?

中堅・中小企業のプレイングマネージャーの仕事術メソッド [ 特集カテゴリー ]

何故、中堅・中小企業のマネジメントはうまくいかないのか? [ 第1回 ]

中堅・中小企業のマネージャーの6大特性(誕生背景や現実)

 中堅・中小企業の多くのマネージャーは、現場の仕事を出来るようになったら、いきなりマネージャーに任命されます。マネージメントのやり方はよくわからないが、仕事に対する責任感が強いので以下の特性がよくでます。
①現場の仕事を1番できる人がマネージャーに選抜される
②マネージメントの教育を受けた人は殆どいなく、我流スタイル
③プイレイヤーとマネージャーの兼任スタイル(通称プレイングマネージャー)
④マネージメント業務の70~100%をマネージャーが一人で担当している
⑤プレイヤー業務も重要な役割を担当するスーパーマン
⑥マネージャーとメンバーは差がありすぎて、メンバーに依存されやすい
 中堅・中小企業のマネージャーは、運転免許で例えると仮免許も取得していないのに、路上運転をするようなもので、その状態は『やり方を知らないガンバリズム至上主義マネージャー』といえます。

 

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地方創生は「平成」から「令和」へ ~受け継がれていくもの~

地方創生にかかわる 中小企業の役割 野田 万起子 [ 特集カテゴリー ]

地方創生は「平成」から「令和」へ ~受け継がれていくもの~ [ 第19回 ]

 平成31年4月1日、新元号「令和」と発表されました。いよいよ、30年の平成の歴史を閉じ、令和元年のスタートとなります。地方創生元年は平成27年、考えますと新しい時代に向けた準備期間であったように思います。本年1月号に地方創生の行方について触れましたが、これまでに地方創生大臣は石破氏から4人目に代わり方針が薄れてきてしまったように感じます。国策如何に関わらず、地域経済に多大な貢献をし、地方創生を担っている企業は沢山あります。今号は、その一つの企業にスポットを当てたいと思います。

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日本の子ども達に話す力を ~次世代リーダーを育てるコミュニケーション教育
[ 特集カテゴリー ]

日本の子ども達に話す力を ~次世代リーダーを育てるコミュニケーション教育

低年齢化する「自己肯定感が低い」子ども達

 私が主催する話し方教室には、幼児~小学生を対象にした子どものスクールがあります。スピーチやディベート、コミュニケーションを教える教室に通う生徒のお悩みで最も多いのが、「自信なさそうに小さな声で発言してしまう」というものです。

 近年、日本の中高生の「自己肯定感の低さ」が話題になる事があります。日本の子ども達は、学力調査では世界トップクラスなのに、なぜか自分に自信が無いというのです。具体的に言えば、「自分は役に立つ」「自分が好き」と言う質問に、YESと答える子どもが他国に比べて少ないのが現状です。スクールを運営していて、この傾向は年々低年齢化し、4歳や5歳でも自己肯定感が低いと思われる子どもが増えています。

 自分の価値が分からなければ、もちろん相手を認めたり、ポジティブな関わりを求める事も少なくなってしまいます。また、自己肯定感とは人格を形成する過程で、他人と関わり評価を得る事で、高めていくものでもあります。要するに、自己肯定感とは、コミュニケーションと切っても切り離せない関係にあるのです。日本の子ども達の自己肯定感が低い現実は、携帯電話のメール機能やソーシャルメディアの発達により、今後もっと深刻化していくのではないかと思っています。

 

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~人間のエネルギーとビジョンを創造することこそが リーダーの役割~

コーヒーブレイク ~幸せな人と組織を創る経営者コラム~ [ 特集カテゴリー ]

~人間のエネルギーとビジョンを創造することこそが リーダーの役割~ [ 6 ]

 前号で組織というのは、リーダー次第で大きく変わっていくこと。そして、「今、自分はどういうリーダーなのか?」それから、「どういうリーダーであるべきなのか?」ということを考えていく必要があるとお話をさせていただきました。

 ドラッカーのマネジメントでは、リーダーシップは学びとることができると言われています。生まれつきリーダー的な素質を持った人はいるかもしれません。でもそれはほんの少しの人であって、「立派なリーダー、一流のリーダーになった人たちは、自らをそういったリーダーになろうと思って取り組んだ人たちだ。よって、リーダーシップは学びとることができる」。ピーター.F.ドラッカーは、そのように述べています。
学び取るためには、何を学ぶべきかを我々が知ることで、その力をつけていくことができるのではないかと思います。

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