伝統を伝え、育て、革新する伝・Tokyo 若柳 尚雄里 [ 特集カテゴリー ]

尚雄里と日本舞踊~其の三~ [ 第四回 ]

「ほんにお前もどうか見たようだと思うたら、遠い国からこのお江戸へ?」「あいさ、たれしも(誰しも)かせぎはあいたがい」と、日本舞踊の演目の一つ、常磐津【角兵衛】での台詞。これは【鳥追い】(江戸に住む粋な女太夫)と、江戸の初春に越後より江戸へ芸を売りに、出稼ぎに来た角兵衛とのやり取り。文政十一年(1828年)より今日まで継がれてきた演目です。

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