特別寄稿「2019年の展望」 [ 特集カテゴリー ]

景気減衰へ注視すべき懸念

2019年は世界で景気減速が実感され始める最初の年となりそうだ。2017年は世界の貿易拡大と企業設備投資に支えられて世界同時経済成長を実現した「恵まれた年」であったが、2018年は米国の好景気に支えられて世界は前年程度(3.7%)の景気拡大が実現できたとみられる。とはいえ、昨年は米国以外の日本、欧州、中国を含む新興諸国では景気拡大の勢いは弱まり、世界経済の内情は既に変貌し始めており、2019年はそれが顕在化し3.5%かそれ以下の経済成長へと減速すると予想される。

 

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