日本の子ども達に話す力を ~次世代リーダーを育てるコミュニケーション教育
[ 特集カテゴリー ]

日本の子ども達に話す力を ~次世代リーダーを育てるコミュニケーション教育

低年齢化する「自己肯定感が低い」子ども達

 私が主催する話し方教室には、幼児~小学生を対象にした子どものスクールがあります。スピーチやディベート、コミュニケーションを教える教室に通う生徒のお悩みで最も多いのが、「自信なさそうに小さな声で発言してしまう」というものです。

 近年、日本の中高生の「自己肯定感の低さ」が話題になる事があります。日本の子ども達は、学力調査では世界トップクラスなのに、なぜか自分に自信が無いというのです。具体的に言えば、「自分は役に立つ」「自分が好き」と言う質問に、YESと答える子どもが他国に比べて少ないのが現状です。スクールを運営していて、この傾向は年々低年齢化し、4歳や5歳でも自己肯定感が低いと思われる子どもが増えています。

 自分の価値が分からなければ、もちろん相手を認めたり、ポジティブな関わりを求める事も少なくなってしまいます。また、自己肯定感とは人格を形成する過程で、他人と関わり評価を得る事で、高めていくものでもあります。要するに、自己肯定感とは、コミュニケーションと切っても切り離せない関係にあるのです。日本の子ども達の自己肯定感が低い現実は、携帯電話のメール機能やソーシャルメディアの発達により、今後もっと深刻化していくのではないかと思っています。

 

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~人間のエネルギーとビジョンを創造することこそが リーダーの役割~

コーヒーブレイク ~幸せな人と組織を創る経営者コラム~ [ 特集カテゴリー ]

~人間のエネルギーとビジョンを創造することこそが リーダーの役割~ [ 6 ]

 前号で組織というのは、リーダー次第で大きく変わっていくこと。そして、「今、自分はどういうリーダーなのか?」それから、「どういうリーダーであるべきなのか?」ということを考えていく必要があるとお話をさせていただきました。

 ドラッカーのマネジメントでは、リーダーシップは学びとることができると言われています。生まれつきリーダー的な素質を持った人はいるかもしれません。でもそれはほんの少しの人であって、「立派なリーダー、一流のリーダーになった人たちは、自らをそういったリーダーになろうと思って取り組んだ人たちだ。よって、リーダーシップは学びとることができる」。ピーター.F.ドラッカーは、そのように述べています。
学び取るためには、何を学ぶべきかを我々が知ることで、その力をつけていくことができるのではないかと思います。

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健康な今こそ備えをしよう  高齢者施設を知る、見る、決める

「知らないと損をする 高齢者施設の選び方」 —介護は突然始まる、わが家のベストな選択のために知っておくべきこと 東京 2019年1月17日 [ 特集カテゴリー ]

健康な今こそ備えをしよう 高齢者施設を知る、見る、決める [ 近未来福祉研究所 代表 山内 健 ]

父の脳梗塞に狼狽
すぐに決定の心理状態に

 介護というのは、予期せぬときに突然起こる状態です。ご本人もそうですし、家族もそうです。私の父は脳梗塞で3年前に他界しましたが、やはり突然でした。2年間の介護、入院などを繰り返して他界しました。私は専門職で老人ホームにいながら、父が脳梗塞にかかって半身麻痺したという状況に狼狽したわけです。用意がなされてないときに始まりましたから、非常に焦った状態でいろいろなことを決めていかなければならず、判断を誤ったり、すぐにでも何かを決定したい心理状態に陥るのが普通の状態だと感じています。それを回避するために、少しでも頭の隅に「介護施設ってどうなのか」「老人ホームって何なのか」ということを入れておいていただければ、いざというときに、何かのお役に立てるかなと思います。

 老人ホームの種類は大きく分けて公共型の施設と民間型の施設があります。

 共型の施設というのは私どものような社会福祉法人、あるいは医療法人、というようなところが運営する施設です。民間型は、いわゆる有料老人ホームの分野です。

 私どもの特別養護老人ホームでは、現在だと要介護3以上でなければ入所できません。一部、要介護1〜2も家庭で処遇困難な認知症の方も対象になっています。介護老人保健施設というのは、医療法人が主に運営している施設で、特養と変わらない処遇が期待できますが、介護1から介護5で、範囲が広く取られています。看取りもあり得ます。看取りとは、施設でお亡くなりになる、という状態です。多くの入所者は家庭復帰などを目的としていますが、一生居てしまう方も最近では多いようです。もうひとつは、公共型で老人ホームと言えるかわかりませんが、介護療養型医療施設というのがあります。これは病院に併設されている場合が多いです。

 

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本当に大切なことは資産継承ではなく経営継承

100年、200年企業を実現するための 欧米流ファミリービジネスマネジメントのススメ [ 特集カテゴリー ]

本当に大切なことは資産継承ではなく経営継承 [ 第2回 ]

 先月はファミリービジネスがどのようなもので、業績面で優れていることなどを説明しました。また、ファミリービジネスの強みとして以下の3つをご紹介しました。

①    目先の利益にとらわれない長期的視野に立った経営活動の推進
②    創業者の代から受け継がれた共感が持てる経営理念(創業精神)の浸透
③    所有と経営が一体化していることによる意思決定の速さと独立性

今月はファミリービジネスの危うさ(弱さ)と潜在的に抱えている課題について、説明したいと思います。

 

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~経営トップのリーダーとしての在り方  部下をどのように見ていますか?~

コーヒーブレイク ~幸せな人と組織を創る経営者コラム~ 中平 次郎 [ 特集カテゴリー ]

~経営トップのリーダーとしての在り方 部下をどのように見ていますか?~ [ 5 ]

 前号で、リーダー次第によって、人は変わるものである。自分自身がリーダーシップを発揮できているかどうかというのは、自分とともに働くメンバーの姿を見た時に、そこに鏡として現れるというお話をさせていただきました。

「部下は怠惰で、やる気がなくて、無責任だと思っているリーダーは、そのような部下を手にしてしまうことになる。一方で、部下は責任感があって、貢献もよくあって、モチベーション高く、本当に堅実によく働いてくれていると思っているリーダーは、2、3裏切られるようなことはあるかもしれない。でも、そのような部下たちを手にできる」。ピーター.F.ドラッカーは、そのように述べています。

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2019年経済の難関

経済動向最前線 熊野 英生 [ 特集カテゴリー ]

2019年経済の難関 [ 第60回 ]

 中国向けの輸出を中心に景気減速感が強まっている。1月の景気動向指数は、その一致指数のところで3か月連続での前月比減少となる。この景気動向指数は基調判断が「足踏みを示している」から「下方への局面変化」に下方修正され、いよいよ景気後退リスクが強く意識される。先に政府は月例経済報告で景気拡大が戦後最長にこの1月になったと示したばかりだった。2つの判定が少し矛盾する内容になったが、より公式なものは月例経済報告となる。

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地域の「資財」を活かした新しい産業について考える 「選択と集中」

地方創生にかかわる 中小企業の役割 野田 万起子 [ 特集カテゴリー ]

地域の「資財」を活かした新しい産業について考える 「選択と集中」 [ 第18回 ]

 地方創生を考える時、地域の課題は何かを洗い出します。課題が無い地域はなく、むしろ課題が山積しているのが現在の地域の状況でしょう。しかしながら、全ての課題を一気に解決することは困難なことで、10年後、20年後に、このまちはどういう姿になっているのかの「あるべき姿の設計図」を描き、そこに向かうための優先順位付けが必要となります。設計図を作る際のポイントは、地域経済の発展=地域の新しい産業をどうやって作っていくのか、ということにあるように思います。

 

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