映画:「シン・ウルトラマン」の世界観に観るジェンダー
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映画:「シン・ウルトラマン」の世界観に観るジェンダー

【映画評】

「シン・ウルトラマン」の世界観に観るジェンダー

 

 5月に封切られた『シン・ウルトラマン』が話題になっている。『新世紀エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』を手掛けた庵野秀明が企画・脚本、樋口真嗣が監督となれば見逃せない作品の一つだ。

今回の題材になっている「ウルトラマン」は1966年にテレビで放映された「空想特撮シリーズ」ドラマだ。当時、ウルトラQから始まるこのシリーズとして、最初にフルカラーとして放映された作品で平均視聴率も36%と高く当時子供たちの心を鷲掴みにした。地球を守るヒーローのウルトラマンが地球を侵略する怪獣や宇宙人を退治する爽快さが人気を博した。

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政界再編物語② 三沢 明彦
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政界再編物語② 三沢 明彦

政界再編物語②

 

平成5(1993)年6月29日の産経新聞朝刊1面には、「仙台市長に1億円 ゼネコン巨額汚職」の見出しが躍っていた。東京地検特捜部はその日、公共工事発注に便宜をはかった見返りに、ゼネコン4社から1億円のヤミ献金を受け取ったとして、仙台市長の石井亨を収賄容疑で逮捕する。特捜部が逮捕した収賄側は茨城県知事、宮城県知事など8人、贈賄側は25人。翌年には元建設大臣があっせん収賄容疑で逮捕され、ゼネコン汚職はリクルート事件に続く疑獄事件に発展し、政界再編のうねりを加速させた。

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第16回:「事業承継と事業継承の違い」(河本 和真)
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第16回:「事業承継と事業継承の違い」(河本 和真)

##事業承継と事業継承

事業承継と事業継承は、受け継ぐ「もの」は異なりますが、どちらも「~を受け継ぐ」という意味で使われる言葉です。どちらが正しい表現か悩ましく感じる方も多いでしょう。これまでの連載では、「事業承継」という言葉を使用していましたが、それがなぜなのか、改めて言葉の意味をお伝えいたします。 

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夏こそ冷え対策を (鈴木健人)
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夏こそ冷え対策を (鈴木健人)

夏こそ冷え対策を

場所や年によっても違いますが、日本の夏はとても暑いですね。「節電を意識してる場合じゃない、とにかくエアコンだ!」という感覚の人も多いと思います。

一方で「エアコンで冷えすぎてしまう」「つけないと暑いけど、つけると寒い」という声も多く聞かれます。悩ましいところですね。そもそも体を冷やすことは健康に良くありません。ということで、今回は夏の冷え対策についてお伝えします。

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【講演録】佐藤 和彦氏 「日本国と天皇」
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【講演録】佐藤 和彦氏 「日本国と天皇」

■清話会セミナー  2022年5月14日(土)

 

「日本国と天皇」

ー吉水神社 佐藤宮司が語る皇位継承ー

 

佐藤一彦 さとうかずひこ(吉水神社宮司)

昭和16年山口県出身。関西大学卒。大阪府警機動隊特殊部隊・警部補、堺北警察署・東警察署(警部補)、通信指令室(本部)、西成署(総務教養)、守口署(総務教養)城東警察署警部。平成7年阪神淡路大震災出動、同年大阪府警退職、國學院大學入校、神職に。平成9年吉水神社宮司に。

 

■吉水神社で25年、警察官として35年

 私は阪神淡路大震災の時にはすでに警察官を辞めており、楠木正成公の祀ってある港川神社公園で待機しながら仕事をしていました。そのときに吉田宮司に出会い、君は警察官よりも宮司に向いていると言われて、宮司資格を取りました。五段階あるうち、直階、正階、権正階、明階の四つを取得し、吉永神社の宮司を25年間、55歳から80歳まで務めてきました。始めた頃は5年間だけのつもりだったのですが、気が付いたら80歳になっていました。

80歳という歳は私のお師匠様である安岡正篤先生と豊田良平先生を思い出します。私は安岡先生の孫弟子で、いつも2つ、3つほど言われていたことがあります。1番言われたのが「牛のケツになるな」というものです。物知りになるなよ、物知りが1番ダメなんやで、知ることよりも行動することが大事だよね、といつも言われていました。おそらく、いろんな人がその言葉に押されて言葉よりも行動の力を信じてきました。

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「企業の障がい者雇用をきっかけに作る共生「企業」社会」 引地 達也
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「企業の障がい者雇用をきっかけに作る共生「企業」社会」 引地 達也

 

要支援者と関わる活動をしている私にとって、「雇用」「就労支援」は常に意識しなければいけないテーマである。もちろん、当事者にとっても、雇う側にとっても切実な問題は、なかなか誰もが納得する「三方よし」にならない現象が発生しやすいこと、これは大きな社会課題と言ってもよいと思う。

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第十一回 ~農民による杜氏集団~ 田崎 聡
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第十一回 ~農民による杜氏集団~ 田崎 聡

 

  日本酒の量産化を可能にした伊丹鴻池の山中新六は、その酒造技術を『童蒙酒造記』(1687年頃)の中に記している。しかし、もともとは奈良の興福寺の醸造技術書が、摂津に持ち込まれ、その中に量産化の技術が載っていたとされている。粕取焼酎のルーツでもある「柱焼酎」のことが『童蒙酒造記』の記述にあることは前述したが、室町時代の農具の発達、牛馬の農民所得の普及、肥培技術による地力の強化、水稲品種の改良や雑穀、灌漑技術の進歩などの農業の生産性向上の進歩が時代背景としてあったと考えれば、日本酒の酒粕を蒸留し、農民がその粕取焼酎の下粕を肥料にしていたとしても、想像に難しくない。

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第4回「逆風を乗り越え、不動産事業を活性化」千葉 明(2022.7月)
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第4回「逆風を乗り越え、不動産事業を活性化」千葉 明(2022.7月)

 

 「事実は小説よりも奇」を彷彿させる経営者に会った。コスモイニシア(8844)代表取締役会長の高木嘉幸氏。

 1983年、日本リクルートセンター(現リクルートHD)入社。初日早々「環境開発(後のリクルートコスモス、現コスモスイニシア)営業部出向」という辞令。設立10年余の不動産グループ子会社。社員50余、年商約300億円。未だバブル期前で業界は停滞期。背負わされた仕事は、積み重なっていた分譲マンションの在庫販売。

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【講演録】ボグダン・パルホメンコ氏「キーウから、ウクライナの今を伝える」
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【講演録】ボグダン・パルホメンコ氏「キーウから、ウクライナの今を伝える」 [                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ]

■清話会リモートセミナー   2022年5月30日(月)

 

 「キーウから、ウクライナの今を伝える」

 ーキーウ在住のボクダンさんが現地からリモートで語るー

ボグダン・パルホメンコ(在ウクライナ、SEPA LLC〔美容器具代理店〕経営者

1986年ウクライナ生まれ。90年旧ソ連から母親と日本の神戸に移り住む。大阪で小・中学校を卒業後ウクライナに戻り、キーウの高校、大学、大学院を卒業。大学卒業後は三菱商事に就職、その後MTG(株)に転職。現在はSEPA LLCを立ち上げ、日本の化粧品などの輸入販売を行っている。

 

 

■小中学校は、日本とウクライナで卒業

僕は1990年、5歳になる少し前に日本に行って、以後ずっと日本に住んでいました。そのときはまだソ連邦でしたが、91年に崩壊して、その後も母親が日本に残る決意をして生活をしていました。

年に1回、夏休みの期間、日本の学校が休みのときに40日間、僕はウクライナに戻って、おばあちゃんと一緒に1年分の全ての教科の勉強をし、結局、小学校、中学校はウクライナと日本の両方で卒業しました。その過程で、ウクライナの人のリラックスしたムード、心のピュアな部分に触れて、どこかで二つの国を足して2で割ったら最高の国ができるな、と感じていました。それで両方の国の懸け橋としてできることをやりたいとずっと思っていました。

色々な人と関わることが子どもの頃からあって、会社の社長さんとか会長さん、国会議員、大臣クラスの人たちとか、国を動かしていくような人たちが多かったのです。そこで重要になるのが、ただモノを翻訳して情報を渡すのではなくて、その情報がちゃんと伝わったかというところまで責任を持って伝えること。現地に通訳の人もいますが、彼らは言葉だけ訳すのですが、内容を最後まで吟味せずに訳してしまう。本軸から幹の部分を僕は訳すとすれば、彼らは枝葉の部分だけを訳すみたいな感じで、そこを僕は子どもの頃から意識していました。

その後、日本企業に就職して、今も自分の会社で日本の素晴らしい健康とか美容の品物を紹介しています。ウクライナも日本と同じでお酒とかタバコからだんだん、健康、美容の方向に世間の関心がスライドし始めています。色々な国の商品を見ても、日本のものが一番、肌質にも合うし、誰が飲んでも食べてもすごく効果を発揮するものなのです。多くのウクライナの人に日本の良さを伝えてきました。

 

■ロシアは、戦争ではなくナチスを倒すミッションだと思っている

ウクライナで日本語ができるとなると、ウクライナ市場よりもロシア市場で活躍するほうが、より色々な可能性があるのです。ロシアに出ている日本企業の数も多いし、ロシアとの貿易の数量も、比較すると10倍ぐらいの差があります。ロシアなら100億円のビジネスも、ウクライナでは10億円の規模になってしまう。ですから、ロシアのビジネスをやっていてそこから枝分かれしてウクライナも一つの地域としてやる、というのがポピュラーだったのです。

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【講演録】西村 康稔氏 「日本の未来を拓く」
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【講演録】西村 康稔氏 「日本の未来を拓く」

■清話会セミナー 2022年6月6日(月)

 

「日本の未来を拓く」

ーすべての人に夢とチャンスを!ー

 

 

 

衆議院議員 前 経済再生・新型コロナ対策担当大臣

にしむらやすとし

西村 康稔

 

1962年兵庫県明石市生まれ。1985年通産省入省。2003年衆院議員初当選。経済再生担当大臣、TPP担当大臣全世代型社会保障改革担当大臣、内閣府特命担当大臣(経済財政政策)、新型コロナウイルス感染症対策担当大臣を歴任。現在、自民党選対委員長代行・コロナ対策本部長、党内最大派閥の清和政策研究会の事務総長等を務める。

 

聞き手 マーケティングコンサルタント 西川りゅうじん

 

■誰も経験したことのない答えのない戦い

 おはようございます。長年のお付き合いの西川りゅうじんさんからご案内いただき、本日は喜んでおうかがいした次第です。新型コロナ、海外の地政学リスクとそれに伴うインフレ、円安などによって、日本経済は、今、大きな転換点に来ています。その中で、我が国がどういう道を歩んで行くべきなのか、私の考えをお話させていただければと思います。

 コロナについては、担当大臣として、今この世に生きている人は誰も経験したことがないパンデミックの中で、毎日、専門家の先生方、特に、有識者会議会長の尾身茂先生とは毎日1時間以上、ずっと1年7、8ヶ月、議論をさせてもらいました。「もっと厳しくやれ」という人もいれば、「厳し過ぎる。経済のことを考えろ」という人もいる。その双方から何をやっても批判を受けました。

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