政界再編物語② 三沢 明彦
[ 特集カテゴリー ] ,

政界再編物語② 三沢 明彦

政界再編物語②

 

平成5(1993)年6月29日の産経新聞朝刊1面には、「仙台市長に1億円 ゼネコン巨額汚職」の見出しが躍っていた。東京地検特捜部はその日、公共工事発注に便宜をはかった見返りに、ゼネコン4社から1億円のヤミ献金を受け取ったとして、仙台市長の石井亨を収賄容疑で逮捕する。特捜部が逮捕した収賄側は茨城県知事、宮城県知事など8人、贈賄側は25人。翌年には元建設大臣があっせん収賄容疑で逮捕され、ゼネコン汚職はリクルート事件に続く疑獄事件に発展し、政界再編のうねりを加速させた。

閲覧にはログインが必要です。→ .
第16回:「事業承継と事業継承の違い」(河本 和真)
[ 特集カテゴリー ] ,

第16回:「事業承継と事業継承の違い」(河本 和真)

##事業承継と事業継承

事業承継と事業継承は、受け継ぐ「もの」は異なりますが、どちらも「~を受け継ぐ」という意味で使われる言葉です。どちらが正しい表現か悩ましく感じる方も多いでしょう。これまでの連載では、「事業承継」という言葉を使用していましたが、それがなぜなのか、改めて言葉の意味をお伝えいたします。 

閲覧にはログインが必要です。→ .
夏こそ冷え対策を (鈴木健人)
[ 特集カテゴリー ] ,

夏こそ冷え対策を (鈴木健人)

夏こそ冷え対策を

場所や年によっても違いますが、日本の夏はとても暑いですね。「節電を意識してる場合じゃない、とにかくエアコンだ!」という感覚の人も多いと思います。

一方で「エアコンで冷えすぎてしまう」「つけないと暑いけど、つけると寒い」という声も多く聞かれます。悩ましいところですね。そもそも体を冷やすことは健康に良くありません。ということで、今回は夏の冷え対策についてお伝えします。

閲覧にはログインが必要です。→ .
第15回:「事業継承ガイドライン」(河本 和真)
[ 特集カテゴリー ] ,

第15回:「事業継承ガイドライン」(河本 和真)

##多様化する選択肢から親族外の承継が増える

前回お伝えした通り、帝国データバンクが実施した、全国企業「後継者不在率」動向調査の2021年版では、後継者不在率は61.5 %と調査を始めた2011年以来最低となりました。不在率は4年連続で減少しており、企業が後継者を決定するというトレンドが顕れています。コロナ禍により自社事業について見つめなおす経営者が増えたことも背景の一つとして考えられるでしょう。

同調査では、事業承継の主流派今も変わらず親族による承継であり38.3%を占めますが、この割合は年々少しずつ低下しています。後継者候補が決定している企業に関する調査でも、最も多いのはご子息を候補としている企業で38.5%を占めますが、これについても年々減少しています。

閲覧にはログインが必要です。→ .
[ 特集カテゴリー ] ,

政界再編物語①   三沢 明彦

政界再編物語①

 

 リクルート事件、消費税導入への反発で、竹下登首相が平成元年(1989)年4月に退陣した後も、政治不信は深まる一方だった。平成5年8月には細川護熙首相の8党連立内閣が誕生し、自民党はついに政権の座から転落する。権力闘争を生き抜いた政治家はしぶとい。自民党は社会党委員長の村山富市を首相に担ぎ、自社さ連立政権を誕生させる奇策に打って出たのである。平成がスタートした頃、政界は混迷の渦の中にあり、その中心にいたのは、金丸信と小沢一郎、二人の剛腕政治家だった。まずは〝政界のドン〟といわれた金丸の転落劇から話を始めることにしよう。平成の政界再編物語、これは序章である。

閲覧にはログインが必要です。→ .
[ 特集カテゴリー ] ,

リクルート事件(下)(三沢明彦)

忌まわしい事件の記憶を背負いながらも、「リクルート出身」と胸を張る経営者、起業家が多いことに驚かされる。創業者の江副浩正とは何者なのか。時代を駆け抜けた起業の天才、古い秩序に挑む創造的破壊者、政治家、役人などに値上がり確実な未公開株を譲渡した犯罪者…。その評価は分かれるにしても、彼が撒いた種が荒れ地から芽を出しつつあることは確かだ。

「社員皆経営主義という企業哲学を持っていました。それは『あなたはどう考えるか』という問いから始まり…」。武蔵大学名誉教授、三菱地所社外取締役、江上節子の巻頭談話(「日経ビジネス」2月21日号)に目が留まった。女性向け転職情報誌「とらばーゆ」編集長だった彼女の記憶に残る江副は、東京地検特捜部が供述調書に描いた人物像とは異なり、社員の独創性を引き出す経営者である。

閲覧にはログインが必要です。→ .
第14回:「不測の事態に向けた準備を」(河本和真)

企業の持続性を高める新提案 [ 特集カテゴリー ] ,

第14回:「不測の事態に向けた準備を」(河本和真)

## 2021年の後継者不在率に明るい兆し

団塊の世代が後期高齢者である75歳以上となり日本に超高齢化社会が訪れるタイミングを指し、雇用や医療、福祉などさまざまな分野に影響を及ぼすとされている「2025年問題」。雇用、医療、福祉だけでなく、社長の高齢化も進行し続けていることもあり事業承継の側面でも例外ではありません。

冒頭にもお伝えしている通り「大廃業時代」によって、雇用やGDPに大きな経済損失が発生すると試算されていますが、一方で2022年1月の調査では明るい兆しも見えてきています。

閲覧にはログインが必要です。→ .
がん治療とお金の話①  鈴木健人(2022.5月)

100歳現役を目指す! [ 特集カテゴリー ] ,

がん治療とお金の話① 鈴木健人(2022.5月)

今回はお金(治療費)についてお伝えします。温熱療法協会では、医療保険やがん保険の専門家とも提携しており、治療その他にかかるお金については日々情報をアップデートしています。

  • 健康保険証が使える病院と使えない病院

私たちは不調になったりケガをしたりすると、病院に健康保険証を持って受診しますが、これは医療費が1割から3割で済むからですね。子供や70歳以上の高齢者、小学生から69歳と年齢によって割引率が変わります。

その月に100万円の治療費がかかったとしても、3割負担の対象の方は30万円を病院の窓口で支払います。また、月額の総医療費が一定額を超えると、その30万円の負担をさらに少なくすることができ10万円ほどで済むという高額療養費制度もあります。

閲覧にはログインが必要です。→ .
[ 特集カテゴリー ] ,

冷え・低体温の改善方法 鈴木健人

前回は体温全般についてお伝えしました。今回は冷え・低体温の改善方法をご紹介します。平熱が35℃台の方や冷えを自覚されている方はぜひ実践してください。

 

平熱の意味

私たちの体温が概ね36・5℃にずっと維持されるのはどうしてでしょうか。私たち哺乳類や鳥類は、一定の体温を維持する恒温動物です。対して魚やカエル、ヘビなどは体温が変化する変温動物です。変温動物は環境によって体温が変化し、例えばトカゲは10℃以下~40℃程度の幅があります。

私たち恒温動物は様々な温度環境に適応するために安定的に体温を維持しなければならず、大量の食物エネルギー摂取が必要です。高エネルギー消費者である私たちは、高機能システムを生きている間ずっと働かせています。考えたり、夢見たり、創作したり休むことなく高次元の生命活動を続けています。私たちが36・5℃程度の平熱をキープし、効率的にエネルギーを確保する意味がここにあるのです。環境に応じて冬眠など生命活動を極端に停止してしまう生物ではないのです。

閲覧にはログインが必要です。→ .
第6回『1兆ドル目前、IoTの世界市場』(申 燕澔)

~貴方はいつ導入する? [ 特集カテゴリー ] ,

第6回『1兆ドル目前、IoTの世界市場』(申 燕澔) [ 第6回 ]

COVID-19によるパンデミック現象で世の中は急激に変化している。ウィズコロナ禍で多くの企業はデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現に向けた取組みが加速している。DXを実現する上で、IoTは不可欠な要素として注目されている。

IoT(Internet of Thing)とは、「モノのインターネット」という意味の言葉で、IoTという用語が登場してから20年余り、IoT技術が本格的に活用されてから10年が過ぎている。

もはやIoTは人工知能(AI)、ビッグデータ技術とともに第4次産業革命時代の核心ITインフラとして領域を広げていると同時に関連市場の規模もどんどん巨大化している。

韓国国内では、携帯や事務所のパソコン、家庭のテレビと家電製品、自動車、防犯カメラといった電気製品のモノはほとんどネットワークにつながっている。産業現場でも、生産設備の安全から物流管理、エネルギー効率の改善など多くの分野でIoT技術が活用されている。

韓国情報通信産業振興院(NIPA)が今年発表した報告書、IoT関連レポートグローバル市場調査会社IDC(International Data Corporation)の調査によると、グローバルIoT市場規模が2023年まで平均12.6%の成長率を維持し、支出額は2022年1兆ドルを超え、2023年には1兆1000億ドルまで膨らむと見込んでいる。

閲覧にはログインが必要です。→ .
第8回「プロ経営者について」(河本和真)
[ 特集カテゴリー ] ,

第8回「プロ経営者について」(河本和真) [ 第8回 ]

##近年話題になっているプロ経営者とは

 プロ経営者という言葉をご存知でしょうか? 近年耳にする機会が増えたのではないでしょうか。「プロ」と聞くと経験豊富な印象を受けますが、オーナー社長やコンサルタントも経営のプロフェッショナルです。「プロ経営者」とはどういう人物のことを指すのか。

「プロ経営者」とは、複数の企業を経営者という立場で渡り歩く人物を表す俗語です。通常は、社外からヘッドハンティングをされて、雇われ社長のような形で経営のトップに就任します。企業経営経験が豊富な人物が対象であり、社外取締役や株主から諮問された人事委員会等が選ぶこともあります。

 「プロ経営者」と呼ばれるのですから、その言葉のとおり相応の価値を提供する必要があり、期待されています。

 

##プロ経営者とオーナー社長・コンサルタントとの違い

 経営の経験が豊富な人材であれば、オーナー社長でも問題ないのではないか? 経営スキルを持つ敏腕なコンサルタントに依頼する方が良いのではないか? と考える方もいらっしゃるでしょう。間違いなくどちらの方も経営ノウハウをお持ちですが、プロ経営者とは異なります。

 まずオーナー社長はご自身の企業の経営経験しかありません。これまで自社の経営を行われる中でノウハウやスキルが蓄積されているかと思いますが、異なる業種や事業規模の経営をすることを求められると限界が訪れることもあるでしょう。

 一方、プロ経営者は、定義のとおり、複数の企業を経営者という立場で渡り歩いてきた方です。複数企業での経営経験をしていますから、経営に関する汎用性の高いノウハウを見出しており、新しい業種の企業であっても応用を効かせることができるでしょう。

またコンサルタントは、複数の企業の経営を見てきているので、様々な業種や事業規模に通用する経営スキルやノウハウを持っているでしょう。適切なアドバイスはできるでしょうが、自身での経営経験を持っている方は決して多くありません。株主や従業員など様々なステークホルダーから常に結果や責任を求められる経営者に比べると、コンサルタントという立場はそこまでを求められることもないでしょう。経営者のプロと言えるかと言うと、そうとは言えないのではないでしょうか。

閲覧にはログインが必要です。→ .
[ 特集カテゴリー ] ,

第四回 大学から見た体育会人材 (久野晋一郎) [ 第4回 ]

前回は企業から見た体育会人材について触れてきた。スポーツを通じて変化適応力(フレキシビリティ)を兼ね備えた体育会人材の価値について触れてきた。今回は「大学から見た体育会人材」について解説させていただく。

まず、大学における体育会学生の価値についてお話させていただく。

様々な側面はあるが、「学校の広告塔」というのが一番イメージに近いだろう。

大学の看板を背負い、果敢に競技に挑む姿は在校生・卒業生・関係者に夢と感動を与えている。

最たる例が箱根駅伝だ。毎年1月2日、3日に開催され、コロナ禍以前の観戦者は2日間で100万人以上、テレビ放送の平均視聴率は30%を超える。その経済効果は図り知れず、優勝大学のスポンサーの経済効果は60億円とも言われている。

2012年「山の神」柏原竜二選手を擁して驚異的なタイムで第88回箱根駅伝を制し、総合優勝した東洋大学の入学志望者が前年よりも1万人増えた。

つまりスポーツでの活躍が大学そのものの人気・知名度にも繋がるので、強化を図りたいという背景がある。

次に、大学の体育会学生へのキャリア支援の現状と課題について触れていく。スポーツに力を入れている新興大学や小規模な大学は独自の取り組みを行なっている印象だ。

体育会学生を対象にしたキャリア講座や学内合同企業説明会を行ない、手厚いフォローで就職活動の底上げを図っている。

閲覧にはログインが必要です。→ .
[ 特集カテゴリー ] ,

もっと評価されるべき、キノコの話 (鈴木健人)

「キノコが体に良い」「腸をキレイにする」「免疫力をアップさせる」など聞いたことがありますでしょうか? なんとなく「体に良い食べ物」というイメージはあるかと思います。

キノコは古くから食用、薬用として用いられています。食物繊維が豊富で、ビタミンDの宝庫であり、亜鉛や鉄も含まれています。そして、がんの増殖抑制作用も確認されており、キノコから抽出されたがんの治療薬もあります。

1980年にはアガリクスの効果などが日本癌学会総会などで発表されました。

 

アガリクスはとても人気だった

1980年代のデータでは、がん罹患者の96%が標準治療以外にサプリメント・健康食品を摂取していて、さらにその約60%がアガリクスを摂っていたとのことです。とても高い割合ですよね。アガリクスには「セレン」という成分が豊富に含まれていることが特徴です。

セレンは

・免疫機構の促進

・がんの抑制効果

・病気に対する抵抗力の増進

などの効果が認められています。

 

閲覧にはログインが必要です。→ .
[ 特集カテゴリー ] ,

「トップに立つには」(あさひ天麗) [ 第4回 ]

総理大臣誕生!

 四つ巴となった自民党総裁選ですが、この号が出る頃には、自民党総裁、ひいては第100代内閣総理大臣が誕生しています。

 「算命学」は軍略に使われていたこともあり、現代においても組織の構成に役立ち、政治家に向いているかを判断する材料にもなります。

 

政治家に必要な本質は、経営者にも必要 

 算命学で政治家に必要とされる星は、主に3つです。鑑定の際、この3つを持ち備えている人に「政治家に興味はありませんか?」と尋ねると、「若い頃なりたかったんです」「心の片隅にあります」と仰います。

 実は、その方たちの殆どが会社を経営されています。それもそのはず! 政治家に必要な本質は、経営者に必要な本質と同じなのです。生まれ持った政治手腕を、会社経営に活かしていることになります。

 

トップに必要な3つの本質

 それでは、その星の特徴を見てみましょう。

十大主星「石門星」

 この星を端的に表すと「和合・協調性・リーダーシップ・政治力・宗教心・守備本能」となります。

 この星を持つ人は、静かな中に明るさがあるのが特徴です。様々な人々と無理なく和合・協調ができ、新しい人間関係を作り出すのは見事です。芯が強くしっかりした人ですが、対人関係においては柔軟性があり、一つの組織を作り上げる上で強い政治力を発揮します。

 外柔内剛といわれるこの星は、外側の柔軟性に比べ、中身は相当な頑固さがあります。最終的には自分の考えを曲げることが少なく、長い時間をかけて押し通します。リーダーを目指す人にとっては大変ありがたい星です。

閲覧にはログインが必要です。→ .
第3回 企業から見た体育会人材 (久野晋一郎)
[ 特集カテゴリー ] ,

第3回 企業から見た体育会人材 (久野晋一郎)

前回は体育会人材の就職観について触れてきた。時代トレンドはあるものの、体育会人材は競争心が高く、成長や結果に対して貪欲な人材が多い傾向に多い。

今回は「企業から見た体育会人材」について解説させていただく。

弊社の新卒採用支援サービスにおいては、「大学指定の部活に所属していた学生」を体育会と定義している。「高校時代まで部活をやっていた」「大学はスポーツの同好会・サークルに所属をしていた」という学生は体育会には含めない。

■企業は体育会人材に何を求めるのか?

色々な理由はあるが、弊社をご利用いただく企業様で多い意見は、「目標達成に向けて努力ができる」「礼儀正しく、コミュニケーション能力が高い」「勝ち癖がついている」「チームワークを発揮できる」である。

競技と向き合うなかで、培ってきた経験こそ、企業が新卒採用で求めるポイントなのだ。

マイナビニュース調べの先輩社員1,000人に聞いた新卒社員に最も求めることランキング(図参照)というものがある。

閲覧にはログインが必要です。→ .