ネットとリアルを融合するOMOを考える

次世代小売流通への架け橋 菊原 政信 [ 特集カテゴリー ]

ネットとリアルを融合するOMOを考える [ 第9回 ]

アップル社から5G対応のiPhone12シリーズが発売されました。全国的に5Gが使えるようになるにはまだ先のことですが、回線速度が上がる度に利便性が向上するほか、今までなかったサービスや仕組みが生み出されてそれに伴いフレームワークも変化してきます。

最近では、ネットとリアルの融合を意味するOMO(Online merges with Offline)と言う概念が生まれてきましたが、今後は概念から社会実装が進むため。今回はこのOMOについて過去の歴史を踏まえながら考えて行きます。

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売らない店舗の戦略

次世代小売流通への架け橋 菊原 政信 [ 特集カテゴリー ]

売らない店舗の戦略 [ 第8回 ]

今回は、10月2日に開催された第33回Next Retail Labフォーラムの様子をお伝えします。登壇者には、株式会社丸井代表取締役社長 青野真博(あおのまさひろ)氏を迎え「売らない店舗の戦略」について講演して頂いた後、当会のフェローを交えてディスカッションを行いました。

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待ったなし!オンラインとオフラインの融合

次世代小売流通への架け橋 菊原 政信 [ 特集カテゴリー ]

待ったなし!オンラインとオフラインの融合 [ 第7回 ]

デジタルトランスフォーメーション(DX)を理解する

 

アフターコロナ・ウィズコロナ時代に向けて、あらゆる分野でデジタル化がすすめられていますが、最近はデジタルトランスフォーメーション(以降DX)と言われることを耳にするようになりました。DXとは、経済産業省の「DXを推進するためのガイドライン」によると「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義されています。

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これからの小売業の先に見えるもの

次世代小売流通への架け橋 菊原 政信 [ 特集カテゴリー ]

これからの小売業の先に見えるもの [ 第6回 ]

 この連載も6回を迎えましたが、連載をはじめた時より新型コロナに対する消費者と小売側の関わり方も変化してきました。今まで誰もが経験したことのない環境の変化に対して、戸惑いと試行錯誤しながらも前進する取り組みがなされています。

従来は、売り手と買い手という商品の所有権の移動という考え方が主流でしたが、今後はこのような形態のみでなく概念の変容が起こるのではないかと考えます。今回は、現在進行中および今後の小売業に求められる将来の姿について考察していきます。

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アフターコロナ現場からのアプローチと消費者の変化

次世代小売流通への架け橋 菊原 政信 [ 特集カテゴリー ]

アフターコロナ現場からのアプローチと消費者の変化 [ 第5回 ]

 今回は、コロナ禍の緊急事態宣言により多くの小売飲食業は休業する事態となりましたが、解除後にどの様に対応してきているかを、6月22日に開催した第31回Next Retail Labオンラインフォーラムに、コロナ以前からデジタルを積極的に導入し取り組まれてきている、ショッピングセンターパルコを運営されている株式会社パルコ執行役員の林直孝氏をお招きして、リアルな実情と今後について伺いましたのでその様子をお伝えします。

 

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現役大学生によるInstagramを活用したブランド認知とコマースの実例

次世代小売流通への架け橋 菊原 政信 [ 特集カテゴリー ]

現役大学生によるInstagramを活用したブランド認知とコマースの実例 [ 第4回 ]

今後、小売流通業の在り方も大きく変化して行きます。とりわけインターネットを活用することが当たり前となった時代に生まれたデジタルネイティブなZ世代(1990年後半から2000年生)にとっては、スマートフォンを起点として様々な情報を収集、発信しています。

そこで、今回は私がプロデュースして進めている「現役大学生を活用したアクションプログラム」の実例として、2019年1月~2020年6月まで青山学院大学経営学部の学生と7&iホールディングスとの共同研究プロジェクトとして取り組んできたインターネットショッピングサイト「オムニ7」の公式Instagramアカウントについて取り上げます。

 

 

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SDGsを実証してきた老舗企業が考える持続可能性

次世代小売流通への架け橋 菊原 政信 [ 特集カテゴリー ]

SDGsを実証してきた老舗企業が考える持続可能性 [ 第2回 ]

新型コロナに負けるな!
創業100年以上の老舗企業から学ぶ

新型コロナウィルスの世界的な蔓延により、我が国においても戦後最大の国難と言わる程、経済的も図り知れない大きなダメージを受けています。2008年のリーマンショックの際はお金の流れが止まり経済を混乱させましたが、今回は人の足が止まり、小売流通業においても平時なら継続できていた店舗が、閉店や廃業にまで及ぶ事態が起き始めています。

そこでこの難局を乗り切り、その後のアフターコロナの時代に持続可能な世界を迎えるにはどうしたら良いかを、私が代表を務める次世代小売流通の研究会Next Retail Labのフォーラムに登壇して頂いた老舗企業の歴史を振り返りながらSDGs(持続可能な開発計画)の観点から考えて行きます。

最近耳にすることも多くなったSDGsとは、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」と題する文書に示された2030年に向けた具体的行動指針のことです。

尚、フォーラムには株式会社山本海苔店専務取締役 山本貴大氏、株式会社文明堂東京代表取締役社長 大野進司氏、株式会社榮太樓總本鋪取締役副社長 細田将己氏に登壇して頂きました。

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映画「男はつらいよ」に見る小売りの原点

次世代小売流通への架け橋 菊原 政信 [ 特集カテゴリー ]

映画「男はつらいよ」に見る小売りの原点 [ 第1回 ]

商売人としての車寅次郎

「私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、 姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します」

おなじみのセリフで始まる映画「男はつらいよ」。おっちょこちょいだが人情味のある渥美清が扮する車寅次郎と、毎回登場するマドンナ、妹のさくらや家族とのやり取りが人気で、昨年末には50作目として「お帰り寅さん」が上映されました。いつも、マドンナに恋心をもちながらも最後にはふられてしまう、顔で笑って心で泣いている寅さんの姿が印象的です。

小売業は、人の行き交う道筋に商品を並べ売りはじめ、やがて他の地方でも売る為に行商に出かけて売り手と物流を兼ねることから始まり、それに加えて各地の情報を伝える役割も担っていたと考えられます。寅さんの職業は香具師ですが、販売しているものは易断本、瀬戸物、レコード、張り子の虎、おもちゃなど様々で、街角や祭り、縁日など人が集まるところに露店を設けて「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい」と呼びかけ、その時々に販売する商品のいきさつや魅力を面白おかしく伝え、楽しませながら啖呵売・口上する姿はまさに小売りの原点ではないでしょうか。

 

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