【講演録】「シアトルで起業して33年の経営者が語るコロナ禍の米国」(内倉憲一氏)

シアトルで起業して33年の経営者が語るコロナ禍の米国 [ 特集カテゴリー ] ,

【講演録】「シアトルで起業して33年の経営者が語るコロナ禍の米国」(内倉憲一氏)

【講演録 2020.11.25開催】
米国シアトルと結んで中継!
「現地からみた大統領選後のアメリカ」
―シアトルで起業して33年の経営者が語るコロナ禍の米国

Pacific Software Publishing, Inc.代表取締役CEO 
内倉 憲一

(聞き手:佐々木俊弥)

1959年兵庫県生まれ。18歳で米国カリフォルニア州の大学に留学、87年Pacific Software Publishing, Inc. を設立。96年にインターネット事業に転換。日本と米国を主体に4万社以上のホームページの開発及び管理をする会社に成長。

■アメリカで起業して33年、現地でビジネスを行うメリット

(内倉)私がおりますのは西海岸のワシントン州、日本から飛行機で一番近いアメリカ本土で、そこの大きな街がシアトル、その隣のベルビューという街に本社を持ちます。ベルビューは元々マイクロソフトの本社があった場所で、今、同社はここより東のレドモンドに本社があります。

私は、1983年にアメリカの大学を卒業して、日本のコンピューターソフトウェアの会社に入社、85年にシアトルに支社を作れと言われ、やってきました。

2年間やったのですが、どうもうまくいかなかった。で、会社が撤退すると、私は自分でその会社の資産を買わしてもらって、今の会社を当時、住んでいたアパートの一室で、一人で立ち上げました。

閲覧にはログインが必要です。→ .
シアトル、バンクーバー視察旅行記(後編)

シアトル、バンクーバー視察旅行記(後編) [ 特集カテゴリー ] ,

シアトル、バンクーバー視察旅行記(後編) [ 清話会取締役 事業部長 佐々木俊弥 ]

り組んだ湾沿いの街に飛行機産業が発達した

 シアトルのタコマ空港を降りると、空港ロビーで大きな飛行機の模型たちが出迎えてくれる。シアトルにはかつてボーイングの本社があったが、2001年にシカゴに移転した。しかし、世界で2番目に大きいとされる巨大な扉を持つボーイングの主力工場がシアトルにある。中をガイド付きでたっぷりと見学できる巨大な機体組立て工場は圧巻の一言だった。が、カメラ類の工場内への持込みが一切禁止なのが残念だった。

閲覧にはログインが必要です。→ .
シアトル、バンクーバー視察旅行記(前編)

シアトル、バンクーバー視察旅行記(前編) [ 特集カテゴリー ] ,

シアトル、バンクーバー視察旅行記(前編) [ 清話会取締役 事業部長 佐々木俊弥 ]

界的企業と人材の流入
不動産の高騰

 シアトルは、米国西海岸の最北端に位置する街で人口は約73万人。2018年、人口増加数で全米第4位、増加率で第2位だ(米国国勢調査局)。多くの人が流入する大きな理由が、アマゾン、マイクロソフト、スターバックス、ボーイング(本社は2001年シカゴに移転)、コストコなど、世界に名だたる企業の本社があること、またアップルやグーグルなどシリコンバレーの大手企業の支社があること(アップルは6月、シアトルの拠点を拡大し「向こう5年で2,000人を追加採用する、と発表した)、そして多くのスタートアップ企業が生まれていることだ。

閲覧にはログインが必要です。→ .