不適格な営業マネジャー選任は、会社と社員を不幸にする

御社の営業マネジャーは部下を育てていますか? 藤本篤志 [ 特集カテゴリー ]

不適格な営業マネジャー選任は、会社と社員を不幸にする [ 連載回数:第12講(第3クール・第45回) ]

マネジャーに適した人
失格の人

 

 

久し振りに、ピーター・ドラッカーのベストセラー『マネジメント(エッセンシャル版)』(ダイヤモンド社)を読んだ。

1974年に初版が出版されたとは思えないぐらい、現代でも通用する理論で満たされている。日本では、2009年のマンガ『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(ダイヤモンド社)のベストセラーで、再燃した記憶に新しい。

 

さて、『マネジメント(エッセンシャル版)』に戻すと、その本文の中に、「真摯さが欠如しているマネジャーは、失格である」というものがある。

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部下の考える力を伸ばすためには、考えさせてはならない!?

御社の営業マネジャーは部下を育てていますか? 藤本篤志 [ 特集カテゴリー ]

部下の考える力を伸ばすためには、考えさせてはならない!? [ 連載回数:第11講(第3クール・第44回) ]

技術が伸びる人と
伸びない人の本当の違い

テニスを趣味にする人もしない人も、女子テニスプレイヤー、大坂なおみ選手のことを知らない人は、ほとんどいないだろう。それほど、九月十日の全米オープン優勝は、日本人にとって、衝撃的だったのだ。

男子テニスプロの世界四大大会も、錦織圭選手が登場するまでは、日本人が優勝するのは不可能だと思われていたが、ひょっとして、錦織選手なら、と期待できる状態にようやくなった。

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本当の働き方改革に取り組まない営業マネジャー(後編)

御社の営業マネジャーは部下を育てていますか? 藤本篤志 [ 特集カテゴリー ]

本当の働き方改革に取り組まない営業マネジャー(後編) [ 連載回数:第10講(第3クール・第43回) ]

 人間とコンピュータは素直さが違う

人間とコンピュータ、どちらのほうが、考える力があるだろうか?
2016年に、その答えを導く事件があった。

その年に韓国で行われた囲碁における「人工知能対人間」戦で、コンピュータが勝ったのだ。「囲碁ごときで負けたことが、それほど大騒ぎすることなのか?」と疑問が生じた人も多いだろうが、囲碁は、チェスや将棋と違い、高度な複雑さを持っており、当時、コンピュータが囲碁に勝つのは、10年以上は掛かると言われていたのだ。それだけ、コンピュータの考える力が急速に強化されてきた、ということだが、なぜ、コンピュータが、人間に勝てるまでになってきたのだろうか?

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本当の働き方改革に取り組まない営業マネジャー(前編)

御社の営業マネジャーは部下を育てていますか? 藤本篤志 [ 特集カテゴリー ]

本当の働き方改革に取り組まない営業マネジャー(前編) [ 連載回数:第9講(第3クール・第42回) ]

働き方改革関連法案
そのものが的外れ?

今年の通常国会で、働き方改革関連法案が成立した。国会議員の人たちは、本当の意味でのサラリーマンとして働き続けた人が少ないからだろうか、野党も含めて、表面的な議論に終始した印象だった。

働き方改革の本来の目的は、労働生産性の向上であるべきだ。

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本当に研修すべきことを、ほとんどのマネジャーが知らない!

御社の営業マネジャーは部下を育てていますか? 藤本篤志 [ 特集カテゴリー ]

本当に研修すべきことを、ほとんどのマネジャーが知らない! [ 連載回数:第8講(第3クール・第41回) ]

 営業研修の大半は、その内容が的外れ

 

月日の流れるのは早い、とはよく言ったもので、私も起業してから、14年目に突入した。

営業コンサルティングというニッチな仕事をよく続けているな、と感慨に耽ることもあれば、営業という仕事の捉え方が、あまりにもデタラメな現状を鑑みて、もっと発信しなければならない、と意を強くしたりする。

ものごとには、必ず、因果関係があるのだが、そのことを、本当に理解していない人が多過ぎる、ということを、この仕事をしてから実感している。

例えば、何かの研修を受けて、何ら結果が変わらないのであれば、その研修内容が的外れなのか、受講した人々が、全くその内容を履行していないのか、どちらかとなる。

 

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意外に多い!?基礎筋力強化を避けるマネジャー

御社の営業マネジャーは部下を育てていますか? 藤本篤志 [ 特集カテゴリー ]

意外に多い!?基礎筋力強化を避けるマネジャー [ 連載回数:第7講(第3クール・第38回) ]

技術だけでは、
能力向上に限界あり

 テニスを一度もしたことがない、という人はいないと思うので、テニスの話から入ろうと思う。
 
 テニスというスポーツは、サーブから始まる。このように、サーブから始まるスポーツは、他にもある。卓球やバレーボールだ。

 テニスのサーブは、初心者以外は、上から打つ。なるべく速い球を打つためだ。下から打つと、山なりのボールになり、相手が少し上手い人だと、強烈なリターンを返されて試合にならない。

 しかし、上から打てば速いサーブを打てるかというと、これがなかなかできない。

 上からサーブを打ったことがある人はわかるだろうが、それほど速くならない。ちなみに、コントロールも付かない。サーブの大半が、ネットにかかったり、オーバーしたりする。

 ここまでが、我流の限界だ。

 したがって、速いサーブを打ちたい人は、基本フォームを学ばなければならない。ラケットの握り方、ボールの投げ方、ボールの打ち方など、覚えるべき「技術」は、数多くある。

 しかし、それらの技術をマスターしても、実は速い球を打つことはできない。

 その事実が、今月の重要なポイントなのだが、速い球を打つことができない理由は、基礎筋力を鍛えていないからだ。

 つまり、いくら技術を覚えても、肝心の筋力がなければ、サーブは、それほど速くならない、ということだ。

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商談は漠然と取り組んではダメ!!

御社の営業マネジャーは部下を育てていますか? 藤本篤志 [ 特集カテゴリー ]

商談は漠然と取り組んではダメ!! [ 連載回数:第5講(第3クール・第38回) ]

営業という仕事は
一冊の本作りに似ている

 営業という仕事は、一冊の本を書き上げる仕事に似ていると、私は、常々考えている。私が、ビジネス書作家だから言うのではない。

 みなさんにとって、非日常的な話かもしれないが、一冊の本を書き上げる流れについて、説明したいと思う。

 まず、執筆で最も大切なことは、テーマを決めることだ。要するに、「何を書くか」ということになる。

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