防災・減災へ意識と備えを

企業に求められる防災 寄宗 幸司 [ 特集カテゴリー ]

防災・減災へ意識と備えを [ 最終回 ]

今回で、このシリーズは最終回となります。これまで、永らく読んで頂きありがとうございます。

ここ数年は、本当にびっくりするくらい災害が目立ちます。地震、火山、台風、豪雨……これらは全て自然災害です。人間にとっては大きな災いをもたらす災害ですが、大自然からすると自然活動の一環です。私たちは、この大きな力の自然活動の中、地球市民として自然と共に生きて行く必要がります。

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これからの災害

企業に求められる防災 寄宗 幸司 [ 特集カテゴリー ]

これからの災害 [ 第六回 ]

2018年の災害を振り返ってみると、

 ・北陸地方を中心とした豪雪
 ・4月9日 島根県西部地震(最大震度5強)
 ・6月18日 大阪北部地震(最大震度6弱)
 ・7月の西日本豪雨
 ・台風21号による近畿地方の被害
 ・全国的な猛暑
 ・9月6日 北海道胆振東部地震(最大震度7)

と、大きな災害や、災害レベルの自然現象だけでも、これだけの事象が発生しています。

これらの災害が多く発生する中、経済にあたえる影響も心配されます。

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土砂災害被災企業の実例

企業に求められる防災 寄宗 幸司 [ 特集カテゴリー ]

土砂災害被災企業の実例 [ 第五回 ]

 

近年豪雨による災害は、6~8月に必ずどこかで発生し、大きな被害を出しています。2017年7月には、九州北部豪雨が発生しました。その時、福岡県東峰村にボランティアに入りましたが、真夏の燃える様な日差しに、体力を削られながら作業をしたことを覚えています。

今回は、その九州北部豪雨の水災害で被災した福岡県朝倉市の株式会社大成物産(URL: http://asakurado.jp/)にお伺いしました。株式会社大成物産は、昭和28年に創業、地元に根付いた菓子製造の老舗で、工場に併設する形で菓子販売を行う店舗「あさくら堂」も運営しています。特に、朝倉市の特産でもある富有柿を使ったお菓子が地元の方々を中心に人気を集めています。今では、お菓子の販売と共に福岡名物でもある、うどん屋も運営し元気に営業しています。

 

被災後復帰したあさくら堂店舗

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災害・危機に「自分事」意識を

哨戒機P‐3Cから見た“日本列島”  ーー日本と日本人を強くしたい!! [ 特集カテゴリー ]

災害・危機に「自分事」意識を [ 株式会社シースカイ代表取締役(防災士、元海上自衛隊2等海佐) 岡 二郎 ]

全国どこかで飛ぶ哨戒機
情報取集、災害対応、輸送

 海上自衛隊の組織編制は、ご存じのとおり、護衛艦を主とした部隊、潜水艦を主とした部隊及び掃海艇を主とした部隊のほか、航空機を保有した部隊もあり、その中には多くの航空隊があり、1、2、4、5航空隊でP-3C哨戒機の実戦運用を行っています。最初の頃のP-3Cは機体上部が白、下部がグレーのツートンカラーで尾翼にテールマークがあり、格好良かったのですが、現在は、テールマークはありません。これは、マークによって航空機の所属などの情報が分かってしまうのを避けるためで、今はグレー一色です。

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津波被災企業の実例

企業に求められる防災 寄宗 幸司 [ 特集カテゴリー ]

津波被災企業の実例 [ 第四回 ]

本号執筆中の2018年7月7日、西日本で大規模な豪雨・土砂災害が発生しました。亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、被災された方へお見舞い申し上げます。

今号では実際に被災した企業様へ取材を行い、我々が学ぶべきところは何なのか?を考えていきたいと思います。

今回取材に伺ったのは、東日本大震災の津波被害を受けその後、様々な困難を乗り越え操業を再開した岩手県大船渡市にある「サンコー食品株式会社」様(以下 サンコー食品)です。昭和56年に設立した海産物加工を営む企業です。現在は、2代目の小濱健氏が代表を務めています。皆さんご存知の通り水産加工業は、漁業と共に東北沿岸部の基幹産業です。

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災害と訴訟事例

企業に求められる防災 寄宗 幸司 [ 特集カテゴリー ]

災害と訴訟事例 [ 第三回 ]

 今回のテーマは、災害訴訟について考えてみたいと思います。

 まず、予め断っておきたいと思います。
 企業防災と災害訴訟をテーマに考えると通常、「訴訟リスクをどう回避するか?」と言った様なテーマを考えてしまいますが、私がここで語りたい事はそうではありません。

 

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社員を守る企業防災

企業に求められる防災 寄宗 幸司 [ 特集カテゴリー ]

社員を守る企業防災 [ 第一回 ]

あなたの会社の防災意識は?

 

 2011年3月11日に発生した東日本大震災では、尊い多くの命が失われました。今年で7年が経ちますが、まだ約7万人の方が避難生活を送っています。
 津波に巻き込まれ、家族同様に大切な社員を亡くし、事業の継続が困難になった企業が、沿岸部を中心に多数あります。
私の活動の原点は、この東日本大震災にあります。被災した方々、企業の方々のお話を聞き「もっと情報や知識があれば、多くの方や企業が助かったのでは?」と思った事がきっかけでした。「災害は忘れた頃にやって来る」と言いますが、最近は忘れもしないうちにやって来ます。そして、これからも災害は必ず発生します。もしも、自分の会社や社員が被災した時に、それらを守る準備は出来ているでしょうか?
 これからの連載で災害ボランティアでの経験と、防災士としての知識を織り交ぜながら皆様に様々な情報を提供出来ればと思います。そして皆様の企業における「防災・減災」の意識向上、もしもの時に社員を守る一助になれば幸いです。

 

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