【講演録】清話会SJC2023.2月例会 東京◆2023年02月16日(木)
「世界で今、実際に起こっていること」
~日本の報道では流れない現実と実態を把握せよ!~
講師:石田 和靖 氏 (㈱石田和靖インスティテュート代表取締役、国際情勢YouTuber(越境3.0 チャンネル))
都内の会計事務所勤務を経て2003年独立。
世界の投資・経済・ビジネスの動画メディア「ワールドインベスターズTV 」や、
全国会員2,000名以上を擁する海外志向経営者のコミュニティ「越境会」、海外でのジャパンエキスポなどを主催。
日本初のC to Gオンラインサロン「越境3.0」を主宰・運営。YouTuber「越境3.0チャンネル」は登録者数18 万人。
「越境3.0」はスマホによるCtoGの時代
今、テレビや新聞などのオールドメディアから流れてくる情報は、ほぼアメリカ等のバイアスがかかっているのではないかと思います。そこで、正しい情報を流そうと、YouTube で色々な国の色々な情報を中立的に流す人が増えています。僕もそのうちの一人で、「越境3.0チャンネル」というチャンネルを運営しており、YouTube の分類の中では「国際情勢ユーチューバー」と言われています。
「越境1.0」は1990年代、まだインターネットが黎明期だった頃です。企業は使うところが増えたけれども、個人ユーザーとしてインターネットを使うことはまだハードルが高かった時代です。
「越境2.0」は2000年代です。インターネットの常時接続をできるようになり、個人ユーザーが高速の通信回線を固定の金額で繋ぎ放題になった時代です。
そして「越境3.0」は2010年代、スマートフォンが出てきた時代です。これは皆いつも肌身離さず身に着けているデバイスなので、個人と個人が世界中、網の目のように繋がって、お互い情報をやり取りして、場合によってはモノの売買までできるという時代です。
僕は海外あちこちに人に会いに行きます。そして何らかのチャンスをつかむ。色々な国に行って偉い人を紹介してもらえると、「越境2.0」の時代までは、名刺交換をして、持ち帰った名刺のメールアドレス宛に日本から英語でメールを打つわけです。でも、ほとんど返事が来ない。そういう人たちは、1秒刻みで仕事をしている方々も結構いて、外国人のメールにそうそう返事を送ってくれません。