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「世界最高峰のカンボジアの胡椒にかける人生」(倉田浩伸氏、SJC2025.10月例会、10/15(水))

■SJC2025.10月例会
「世界最高峰のカンボジアの胡椒にかける人生」
—-なぜ絶滅しかかっていたカンボジアの胡椒を復活させようと思ったのか

■1970年に王国が倒れてから、政治の混乱、やがて内戦に向かい、1993年に民主政権が誕生するまで、とても厳しい歴史を経てきたカンボジア。この、20年以上にわたる内戦で国内の畑は壊滅状態。かつて「世界一」と謳われた胡椒も、ほぼ絶滅していました。

■倉田浩伸氏が初めてカンボジアを訪れたのは1992年。単なる支援ではなく「共に社会を作るお手伝いができないか」と考え、農産品の輸出など、試行錯誤を繰り返す中、カンボジアの胡椒は世界的に有名だったことを知り、苗を求めて奔走すると、辛うじて戦火を逃れた数本の原種の苗木を育てている農家に出会います。

■胡椒は収穫できるようになるまで5年はかかり、その間、中古医療機器の輸出入など副業で生計を立てながら農園に投資し続けましたが、赤字がかさみ、スタッフ全員が辞め、借金と農園のみが残るという事態に。それでも踏みとどまって胡椒づくりを続けました。

■2001年、秋篠宮殿下ご夫妻がカンボジアを来訪した際に、殿下から「日本に持ち帰る手土産に胡椒が欲しい」とお声を掛きていただいたのが転換点に。1995年事業開始の際、カンボジアの胡椒の生産は全土でわずか20tほど、現在は約2万t。生産農家の数も30世帯から4万世帯に。この30年で1000倍に増え、生産能力は世界でトップ5に入るほどに成長しました。

■倉田氏が創業当時に掲げた“世界平和”。「100年後に続く産業でありつづけることを目標に、価値観の多様性を尊重し、平和な社会構築のために、カンボジアの農業、有機栽培のあり方を次世代に繋げることを現在の目標として活動しています」と述べる倉田氏の、思い、苦労、ビジネス、現地の人との信頼関係など、様々な観点からのお話を聴けることと思います。 ★ぜひご参加ください。


講 師 倉田浩伸(KURATA PEPPER Co.Ltd代表)

1969年、三重県に生まれる。 亜細亜大学経済学部経済学科を卒業後、1992年8月よりNGO「JIRAC」に参加してカンボジアを訪れ、その経済的な荒廃に衝撃を受ける。地域に根ざした産業の必要性を痛感し、“自分でできること”を探して、1994 年にプノンペンで調査事務所を設立。97年には胡椒農園を創業し、同年のうちにカンボジア現地法人格も取得、胡椒農業を通じて経済の復興を目指すことに。活動は、カンボジアの農業と経済に大きな影響を与え、多くの人々に希望を与えている。第55回社会貢献者表彰受賞。著書『THE KURATA PEPPER: 世界一の胡椒が彩なす上級レシピ40 (実用単行本)』(小学館)

日 時  2025年  10月15日(水)
      17:00~18:30 講演会(18:30~20:00まで食事付きの懇親会)

会 場    アルカディア市ヶ谷(私学会館)7階「雲取」
  (JR中央・総武線「市ヶ谷駅」、東京メトロ有楽町線「市ヶ谷駅」下車 徒歩2分)
   東京都千代田区九段北4-2-25  TEL : 03-3261-9921(代) 

ビジター参加費: 清話会会員 22,000円 
         一 般   33,000円 
(税、お食事・飲み物代込み)

     ※講演会のリモート参加も可能です。 

★リモート参加費:会 員   9,000円
         一 般  15,000円 (各税込)

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