中国向けの輸出を中心に景気減速感が強まっている。1月の景気動向指数は、その一致指数のところで3か月連続での前月比減少となる。この景気動向指数は基調判断が「足踏みを示している」から「下方への局面変化」に下方修正され、いよいよ景気後退リスクが強く意識される。先に政府は月例経済報告で景気拡大が戦後最長にこの1月になったと示したばかりだった。2つの判定が少し矛盾する内容になったが、より公式なものは月例経済報告となる。
経済動向最前線 熊野 英生 [ 特集カテゴリー ] 経済動向最前線
中国向けの輸出を中心に景気減速感が強まっている。1月の景気動向指数は、その一致指数のところで3か月連続での前月比減少となる。この景気動向指数は基調判断が「足踏みを示している」から「下方への局面変化」に下方修正され、いよいよ景気後退リスクが強く意識される。先に政府は月例経済報告で景気拡大が戦後最長にこの1月になったと示したばかりだった。2つの判定が少し矛盾する内容になったが、より公式なものは月例経済報告となる。
地方創生にかかわる 中小企業の役割 野田 万起子 [ 特集カテゴリー ] 地方創生にかかわる中小企業の役割
地方創生を考える時、地域の課題は何かを洗い出します。課題が無い地域はなく、むしろ課題が山積しているのが現在の地域の状況でしょう。しかしながら、全ての課題を一気に解決することは困難なことで、10年後、20年後に、このまちはどういう姿になっているのかの「あるべき姿の設計図」を描き、そこに向かうための優先順位付けが必要となります。設計図を作る際のポイントは、地域経済の発展=地域の新しい産業をどうやって作っていくのか、ということにあるように思います。
アナウンサーが教える「心が伝わる話し方」 [ 特集カテゴリー ] アナウンサーが教える「心が伝わる話し方」
社長はたまごの中身
会社はたまごの殻
日本を代表するある企業の元CEOの方にお会いした際に、「日本の社長は、もっとスピーチを習うべき」という話になりました。
その頃、まだ日本でスピーチを習う社長は少なく、「人格があれば話し方はどうでもよい」という考え方が主流でした。日本でスピーチ教育は定着するのだろうか? と私自身、自問自答している時期でもありました。
そんな私の葛藤を話すと、こんな言葉をかけて下さいました。
「社長はたまごの中身、会社はたまごの殻」
社長は、会社があるから社長でいられる。社長は「○○社の社長」であって、個人の「●●さん」であってはいけないという事です。社長でいる限り、様々な「話す責任」があります。個人的な得手不得手よりも先に、話す勇気がない人に、リーダーが務まるはずはない。そんな思いを強くした出来事でした。
伝統を伝え、育て、革新する伝・Tokyo 若柳 尚雄里 [ 特集カテゴリー ] 伝統を伝え、育て、革新する伝・Tokyo
春爛漫の今日この頃、日々美しい桜を眺め、心華やかにお過ごしの事と存じます。
第七回尚雄里と日本舞踊~其の六~は、前回よりの江戸幕府と共に三百年余り続いた歴史を持つ江戸吉原の、太夫(遊女)の服装や化粧、髪型についてお話したいと思います。
そもそも長い年月を経た江戸吉原の遊女の衣裳は、時代による変化が大きいものでした。
元吉原から新吉原初期にかけての太夫は、最高位と言えども、現在の男帯程度の細帯を巻き、庶民と余り大差のない出で立ちでありました。その後元禄時代(一六八八年~一七〇四年)の頃になると、経済も成熟し遊女の帯も広くなり、享保(一七一六年~一七三六年)の頃より現在皆様のイメージされている、前で結ぶ前帯となりました。
地方創生にかかわる 中小企業の役割 野田 万起子 [ 特集カテゴリー ] 地方創生にかかわる中小企業の役割
総務省統計局が5年ごとに発表している住宅・土地の統計調査で「空き家」率は増加の一途と公表されています。平成25年においては空き家数が820万戸、空き家率が13・5%となり5年前に比べると、空き家数は63万戸の上昇、空き家率は0・4%も上昇しました。空き家になっても解体されない、いわゆる減失戸数が増えない理由は様々にありますが、特に個人所有であることに顕著に現れます。
今後ますます高齢者の単身世帯が多くなる中、平成28年の人口移動調査(国立社会保障・人口問題研究所)によると、出生県から移動し、出生県に戻っているUターン率は約20%で推移としては上昇傾向にありますが、1/5しか戻っていません。よくある事例では、子供が県外に移動したまま結婚して戻らない場合、親を呼び寄せる・親が亡くなることで実家が空き家になる割合は高いと推測されます。故に、地方創生に係る、地方の人口減少が抱える課題と空き家問題は直結しているのでしょう。
アナウンサーが教える「心が伝わる話し方」 [ 特集カテゴリー ] アナウンサーが教える「心が伝わる話し方」
部下との会話のキャッチボールは7対3
先日、あるIT企業を訪問しました。「働き方改革」を積極的に進めているというその企業のオフィスは、まさに次世代のオフィス。社員は自分のデスクを持たず、会議室を隔てる壁もなく、全てがオープンスペース。その中で、約1畳ほどの小さな箱のような部屋がオフィスの真ん中にぽつんとありました。
「喫煙ルームですか?」と尋ねると、「いや、管理職が部下と1対1で話すための部屋です」という回答。
「上司と部下の1on1ミーティングです。ミーティングにはルールがあって、上司は7割聞く事。会話の内容は、全て記録され、管理部門に報告されます」と。
仕事で悩む部下を呼びつけて、上司が「いや~俺たちの時代は……」などと持論を展開するというのはひと昔前の事。これからの時代は、「上司は7割聞いて、3割話す」コミュニケーションが次世代マネジメントの主流になってくるかもしれません。
コーヒーブレイク ~幸せな人と組織を創る経営者コラム~ [ 特集カテゴリー ] コーヒーブレイク ~幸せな人と組織を創る経営者コラム~
前号で、経営トップとして、自分自身が変わることによって、メンバーたちの変化を感じたということがあるかどうか、そういう問いかけをさせていただきました。
とある経営者の変化を、第3者としての立場で見ていると、人の話を聞くようになったと気づくことが多く、部下の話を聞くようになると、部下も変化が表れやすい感じがいたします。そういった意味で自分は、人の話を、部下たちの話を聞くようになったか、という部分は、自分の変化を確認するという意味で、わかりやすいと感じます。
「マスコミに見る日本の堕落」 —安倍政権これから3年間の戦いに向かう 大阪 2018年12月18日(火) [ 特集カテゴリー ] 【 清話会講演録 】
飽きることない編集者
「鬼平犯科帳」名付け親
私は1966年に文藝春秋に入りました。非常に良い会社で、楽しく仕事をしていましたが、雑誌『マルコポーロ』で「ナチスのガス室はなかった」という記事を出し、ユダヤ人団体から猛抗議を受け、編集長を解任され、1年間干されました。
今は76歳の後期高齢者ですが、雑誌の仕事が好きなので、いつまでも続けたいと思っています。中国共産党が崩壊するまでは続けたいと思います。ソ連が崩壊した時に私は『週刊文春』の編集長でしたが、膨大な資料が出てきました。『週刊文春』でスクープしたのが、共産党の輝ける委員長だった野坂参三がダブルスパイだったという資料です。中国共産党が崩壊すればいろいろな資料が出てくるのではないかと思います。南京大虐殺がでっち上げだった等を見たいのですが、間に合うかどうかはわかりません。
経済動向最前線 熊野 英生 [ 特集カテゴリー ] 経済動向最前線
2020年夏の東京五輪まであと1年半。五輪開催が決まってから、将来は2020年に五輪を控えているから未来は明るいという展望が見込めてきた。だから、五輪が終わってしまうと、イベントによって未来の明るい展望をつなぐことができなくなってしまう。次なる目玉は何になるのだろうか。