商社マンが創り上げた新しいものづくり稼業―天昇電気工業㈱ ― 長年磨き上げたプラスチック技術を基盤に新たな飛躍…
カテゴリー: ◆先見経済◆
リクルート事件(下)(三沢明彦)
忌まわしい事件の記憶を背負いながらも、「リクルート出身」と胸を張る経営者、起業家が多いことに驚かされる。創業者の江副浩正とは何者なのか。時代を駆け抜けた起業の天才、古い秩序に挑む創造的破壊者、政治家、役人などに値上がり確実な未公開株を譲渡した犯罪者…。その評価は分かれるにしても、彼が撒いた種が荒れ地から芽を出しつつあることは確かだ。
「社員皆経営主義という企業哲学を持っていました。それは『あなたはどう考えるか』という問いから始まり…」。武蔵大学名誉教授、三菱地所社外取締役、江上節子の巻頭談話(「日経ビジネス」2月21日号)に目が留まった。女性向け転職情報誌「とらばーゆ」編集長だった彼女の記憶に残る江副は、東京地検特捜部が供述調書に描いた人物像とは異なり、社員の独創性を引き出す経営者である。
「感謝の心」を話に生かす [ 特集カテゴリー ] 「感謝の心」を話に生かす, ◆先見経済◆
第3回 話の味は謝念豊かな人の味 澤田良雄
話の味は人の味です。これには2つの軸があります。
- ひとつは話す人の考え方です。
それは、生まれてから現在までの体験と学びで得られた知識、知恵、習慣、情報、技術等々に加えて、生まれた時の宿命的条件が加味されます。これには、受け継がれてきた家柄、男か女か、兄弟姉妹の続柄また、血液型や誕生日、誕生星や干支などさまざまな要素があります。従ってこれらのすべてが集積され、ものの見方・思考を形成していきます。ですから、ひとりとして同じ考えの人はおりません。例え、同じシチュエーションであっても、そこでのとらえ方、判断、行動は十人十色で、異なるものなのです。
さらに、各自の考え方は変化します。生育過程での学び、体験等の諸条件は常に変わるからです。ですから導き出される考え方は、変わります。極端な現象は朝令暮改のこともあります。一人十色と表されることは周知の通りです。従って、感謝の心の享受の有り様も一応ではありません。しかしながら、程度の差はあれ感謝の心が生きた見識となっています。
- もうひとつは人間性です。
その人の性格、人徳、人間味というものは、話しぶりに表れます。好感度の高い話し手の人間性には、三つのキーワードがあります。それは、誠実、熱意、信念です。
ニューノーマル時代の礎を築く [ 特集カテゴリー ] ニューノーマル時代の礎を築く , ◆先見経済◆
【第26回】SDGsの基本とビジネスへの関わり(菊原 政信)
SDGsにおけるマインドフルネスの取り組み
新年度に入り様々な活動が始まりましたが、以前新型コロナの影響は色濃く、更にロシアによるウクライナへの侵攻、物価高などこの状況がいつまで続くのか、社会や日常生活においてもストレスを感じている人が多くなってきました。最近では、先行きの不安やストレスから「コロナうつ」などと呼ばれる症状をうったえる人もいます。
今回はこのように日常に受けている、さまざまなストレスとどのように付き合っていくかを、企業として社員の健康を守り安全安心な環境を提案するため、SDGsと照らし合わせて近年話題になっているマインドフルネスの観点からお話をします。
SDGsにおける社員の精神衛生管理
マインドフルネスとは、ウィキペディアによると「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」とされています。アメリカ発と捉えられがちなマインドフルネスですが、東洋では「瞑想」として古くからなじみ深いことです。瞑想というと禅修行など、特別な環境で長い間苦行をするイメージとして捉えられがちですが、マインドフルネスは宗教観にとらわれない日常で行えるストレス軽減法です。
企業の持続性を高める新提案 [ 特集カテゴリー ] 企業の持続性を高める新提案, ◆先見経済◆
第14回:「不測の事態に向けた準備を」(河本和真)
## 2021年の後継者不在率に明るい兆し
団塊の世代が後期高齢者である75歳以上となり日本に超高齢化社会が訪れるタイミングを指し、雇用や医療、福祉などさまざまな分野に影響を及ぼすとされている「2025年問題」。雇用、医療、福祉だけでなく、社長の高齢化も進行し続けていることもあり事業承継の側面でも例外ではありません。
冒頭にもお伝えしている通り「大廃業時代」によって、雇用やGDPに大きな経済損失が発生すると試算されていますが、一方で2022年1月の調査では明るい兆しも見えてきています。
第4回「働き方革命」実行しよう ~従業員満足度は生産性の向上へ(申 燕澔(よんほ))
安倍内閣は「一億総活躍」を政策目標として掲げており、平成29年3月28日に決定された。

ここ数年、「エンゲージメント(engagement)」が経済界の合言葉となっている。エンゲージメントとは、従業員の会社に対する愛着心や思い入れといった「働きがい」を意味し、生産性向上や離職防止などにつながるとして重視する企業が増えている。日本では人口減少に歯止めがかからず、慢性的な人手不足感から抜け出せない。加えて、日本の労働生産性は他の先進国と比べて低く、効率的に人材活用ができていないと言われている。
シリーズ「なぜ、会社がうまく回らないのか?」 [ 特集カテゴリー ] 【集中連載】なぜ会社がうまくまわらないのか, ◆先見経済◆
第13回「公開経営で我が社意識を植えつける」小池浩二
■我が社・我がこと意識を持たせる
大企業に比べて社員個人の能力が劣る中小企業では、社長と社員の心を合わせ、一体感をつくらねば戦えない。ないない尽くしの経営環境で渦巻く、不満・悩み。迷いを払拭し、経営への参画意識を高め、「我が社」意識を高めないと、現場力は高まらない。
■社員の迷いを払拭させる道標づくり
本来、組織とは「価値観が似ている人」が集うものである。政治・宗教・趣味の世界、どれを見てもそうである。だから、自ずとまとまりやすい。しかし、会社組織はその原則から外れているので、運営しにくい。なかでも中小企業は、その傾向が顕著である。
中堅・中小企業のプレイングマネージャーの仕事術メソッド [ 特集カテゴリー ] ◆先見経済◆, 中堅・中小企業のプレイングマネージャーの仕事術メソッド
第37回「メンバー全員でチームを動かしチーム力を底上げさせる方法」小池浩二
■チームは全員で動かす
中小企業のリーダーはマネジメントの初心者からチャレンジしていきます。経営者に「○○君、君も主任だ。明日からリーダーシップ・マネジメントを発揮しなさい」と一方的宣言をされます。しかし、マネジメント方法を知らないから、プレイヤーの延長線上の考え方で、もがきながら実践しています。しかも、チームを動かすことに関してチームメンバーはリーダーに依存して、無関心状態。
プレイングマネジメント体制のお手本は小学校のクラス運営です。学級委員長がいて、副委員長が中心となり、黒板消し係、給食当番、保健委員、飼育係、放送委員等がいてクラス全員が役割を担って、全員でクラスを動かしていく姿がプレイングマネジメントスタイルの理想の姿です。
第九回 ~灰持酒と赤酒~(田崎 聡)2022.5月
フランスの微生物学者パスツール(1822年~1895年)がワインの大量腐敗問題に取り組み、摂氏55度数分間の加熱で殺菌する低温殺菌法を用いて腐造を抑えることに成功し、その殺菌法はパストゥリゼーションと命名され、今日でも広く用いられていることは知られているが、日本では、すでにその3百年以上も前の室町時代から「火入れ」という低温殺菌法が開発されていたことは、世界では驚嘆に値する事実であった。
日本最古の「火入れ」文献とされているのは『多聞院日記』(1478年~1618年)であるが、『御酒之日記』(1489年説が有力)の中で、「ねりぬき、又きかきの煎じ様」として酒を1年後まで保存するために、旧暦4月末から1カ月毎に何度も火入れを繰り返す様子が描かれているのである。こうした、酒の腐敗を防止するための「火入れ」は、現在も最新醸造技術として伝承されているが、鴻池の山中新六は、生まれ育った出雲の木炭を入れて酒を造る伝統技法を導入、活性炭素濾過と灰汁のアルカリ性で酸味の味を中和矯正することに成功、「灰持酒」として一世を風靡した。「灰持酒」の原型は、奈良時代以前から醸造されていた御神酒などに使われる黒酒(くろき)から来ている。この「灰持酒」を造るために、豊臣秀吉は、池田周辺の山々にクヌギの植林を推進し、年貢を免除したほどである。
ジャーナリスティックなやさしい未来 [ 特集カテゴリー ] ジャーナリスティックなやさしい未来, ◆先見経済◆
「大学での知的障がい者の学びはつながってこそ価値が出る」引地達也(2022.5月)
知的障がいのある人が特別支援学校を卒業した後にも学べる環境を整備するために、少しずつではあるが全国の大学での取組みが広がっている。文部科学省の障害者学習支援推進室が外部機関に委託した調査によると、生涯学習講座を設置している大学の125件からの回答のうち75%が現在、「知的障がい者を対象としたオープンカレッジ・公開講座等」を実施し、25%が講座を「過去実施していた」という。
このうち受講生の評価を行っていないのが82・5%、それぞれの大学が「連携している大学はない」のが77・5%であるから、各大学が「独自に」「評価を行わない」形での障がい者の学びを行っている輪郭が示された。4分の1が実施しながらも「やめた」ことも気になり、共生社会に向けてインクルーシブな教育を社会が実現しようとする中で、大学による知的障がい者の学びが継続する未来は少し心細い。
100歳現役を目指す! [ 特集カテゴリー ] 100歳現役, ◆先見経済◆
がん治療とお金の話① 鈴木健人(2022.5月)
今回はお金(治療費)についてお伝えします。温熱療法協会では、医療保険やがん保険の専門家とも提携しており、治療その他にかかるお金については日々情報をアップデートしています。

- 健康保険証が使える病院と使えない病院
私たちは不調になったりケガをしたりすると、病院に健康保険証を持って受診しますが、これは医療費が1割から3割で済むからですね。子供や70歳以上の高齢者、小学生から69歳と年齢によって割引率が変わります。
その月に100万円の治療費がかかったとしても、3割負担の対象の方は30万円を病院の窓口で支払います。また、月額の総医療費が一定額を超えると、その30万円の負担をさらに少なくすることができ10万円ほどで済むという高額療養費制度もあります。
『先見経済』2022.6月号 表紙+目次+セミナー案内
《先見人アカデミア》開催!(6/6 西村康稔氏+西川りゅうじん氏)
『先見経済』2022. 5月号 表紙+目次
~新型コロナ収束は近いか!? [ 特集カテゴリー ] 【 清話会講演録 】, ◆先見経済◆
【講演録】「オミクロン株の拡大と、ワクチン接種」二木芳人
~カイゼンの本質をつかみ社自らが進化する新しい時代の働き方~ [ 特集カテゴリー ] 【 清話会講演録 】, ◆先見経済◆
【リモートセミナー】「仕事の成果を継続的に出す人の習慣」 石井住枝
石井住枝氏

株式会社エフェクト代表取締役
トヨタ自動車㈱に約17年勤務し、役員秘書、生産技術部門、安全衛生推進部にてリスクマネジメント、ガス溶接やフォークリフト等の資格を取りながら、現場の改善指導に従事。 独立後は企業の改善、リスクマネジメント、カイゼンコンサルや研修を行っている。
今回は大きく三つのポイントで進めていきます。
1.お金をかけずに知恵から生まれる改善
2.問題発見力を高めるステップとは
3.不確実性の時代、攻めのカイゼン経営
1.お金をかけずに知恵から生まれる改善
⑴トヨタ生産方式とは
トヨタ生産方式という言葉はよく耳にされると思いますが、トヨタの中で○○方式という名前がつくのは、実はトヨタ生産方式しか存在していません。だから私は普段、「トヨタ流」とか「トヨタのものを活用して」とカスタマイズした形を伝えています。
トヨタ自身、毎年人事制度すら変化し、どんどん新しく進化しています。ただ、原理原則は変わらず、お客様(ここでいうお客様とは、後工程をしている人のことを指します)に喜んでもらうため、すなわち、より良い品質・量・価格・納期等を提供するために、知恵を出すことをトヨタ生産方式といい、それを約70年続けている会社なのです。
今回のコロナ禍のような、大きな不景気に強く、リスク時にこそより力を発揮できる会社だと思っています。すなわち、このトヨタ生産方式の裏の意味としては、困難な状況に取り組むからこそ、知恵から人財に繋がる、だからカイゼンはエンドレスです。トヨタ自動車は倉庫一つから始まったベンチャー企業です。当時は戦時下、国産車を作っていたので、銀行からもお金を借りることができず、政府にも頼れず、リスクが多い状況でした。お金がないなら、知恵を使うしかないという中でカイゼンが生まれてきたのです。
第4回【清話会会員企業インタビュー】㈱竹内ハガネ商行(増田辰弘) [ 第4回 ]
【特別リモートセミナー】「テレワークで使えるオンラインでの話し方」池山 文
池山 文氏 フリーアナウンサー、KEE’S講師
長年ラジオのパーソナリティを担当しており、聞き手を巻き込み、惹きつける話し方で人気。JFN全国ネットラジオナビゲーター、大手IT企業ビジネスマナー(CS)研修、農業協同組合接遇、ビジネスマナー研修、新入社員研修、新卒採用担当者向け研修(大手メーカー)等を担当。
■オンラインコミュニケーションに必要な3つのスキル
KEE’Sは、アナウンサーが話し方やコミュニケーションを教えている会社です。私自身もアナウンサーとして、最初は名古屋のラジオやテレビの番組を担当していました。現在は東京半蔵門のスタジオから、全国ネットに向けて十年以上続いている音楽番組やラジオ番組を担当しています。
皆さんは、オンラインでのやりとりについてどのようなお悩みがありますか。表情が硬い、話が長くなりがち、自分の話し方に自信がない、また、オンラインでコミュニケーションが取りづらい、どうしたら相手に対して印象よく分かりやすく話せるのか、端的に話せるのかなどのお悩みをお持ちの方が多いようです。オンラインの課題として、システムやスライドなどのハード面、コミュニケーションなどのソフト面、もしくは、ハードとソフトの両方に課題があるのかという3つの質問をした結果、70〜80%に近い方が、どちらも課題があると解答しました。
多くの課題がある中で、見切り発車のように2020年から突然ビジネスのオンライン化が始まってしまい、お悩みが多いのも当然のことと思います。例えば、「相手の反応やその場の雰囲気が読みづらい」、「対面の時と同じやり方だけど違和感を感じる」、「一方的なコミュニケーションになりがち」、というお声を多くいただきます。
率直に、対面とオンラインは違います。1つは、対面だと相手の反応が分かりやすい、オンラインは反応が分かりづらいということです。そのため対面は、リアルタイムでの会話のキャッチボールが行いやすく、話が弾みやすいです。しかし、オンラインでは話が一方通行になってしまったり、事務的で何だか温度が感じられなかったり、寂しい気がするという方が多くいます。また対面ですとお互いに意見を言いやすいのですが、オンラインだと質問を投げかけたら無音となってしまった……というようなことも起き、相手から意見を引き出すのが難しい側面もあります。
どうしてオンラインだと伝わりにくいのか、理由は主に3点あります。
~労働紛争の現状 [ 特集カテゴリー ] ◆先見経済◆
