【講話採録】清話会 2023年7月 SJC旅行会 特別講話
なぜ、松下村塾から維新の傑物たちが輩出したのか
われわれ一行は、松陰神社の昇殿にて正式参拝の後、外は土砂降りの中、上田名誉宮司の特別な計らいにより、幽囚ノ旧宅の前でお話を聞いて後、松下村塾の本来だと上に上がることはできない8畳ほどの講義室にご案内いただき、上田名誉宮司から吉田松陰の人となりや成したことについてお話を伺った。その内容を本誌誌面にて採録させていただくこととした。
上田俊成〈うえだとししげ〉宮司
松陰神社 名誉宮司・顧問
昭和16年山口県生まれ。
國學院大學卒業。
飯山八幡宮宮司、山口県神社庁長、神社本庁理事、山口県文化連盟会長、神社本庁研修委員、山口県神社庁顧問等を歴任。
平成15年松陰神社宮司を経て、28年同名誉宮司・顧問。
著書に『熱誠の人 吉田松陰語録に学ぶ人間力を高める生き方』等。
松下村塾はなぜ世界遺産に選ばれたか
ここ吉田松陰幽囚ノ旧宅(杉家旧宅)の幽囚室は、あちらのいわゆる松下村塾と呼ばれている小舎と合わせて「松下村塾」という名称のくくりで世界文化遺産に登録されています。ここ
が世界遺産なのはなぜかというと、松下村塾の始まりの部屋なんですね。
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