【講演録】糟谷 敏秀氏「最近の激動するエネル ギー事情を解読する」
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【講演録】糟谷 敏秀氏「最近の激動するエネル ギー事情を解読する」

【講演録】清話会セミナー    東京◆2023年02月08日(水)

「最近の激動するエネルギー事情を解読する」
     ~東京ガスの状況から見えてくること~

 講師:糟谷 敏秀 氏  (東京ガス㈱執行役専務 海外事業カンパニー長、元特許庁長官)

1961年兵庫県加東市出身。
東京大学法
学部卒業、ハーバード大学経営大学院MBA、資源エネルギー庁電力・ガス事業部⻑、
経済産業省大⾂官房総括審議官、
製造産業局⻑、経済産業政策局⻑、大⾂官房⻑、特許庁⻑官などを歴任し21 年退官。
同年東京ガス㈱参事、22年4月より
現職。

 

 今日は、最近、エネルギー企業を取り巻く3つのトレンドについてお話ししたい。
 第一に、電力・ガス事業制度改革により、従来の枠組みを超えた競争が激化している。第二に、地政学リスクが高まる中、エネルギー安定供給の重要性が高まっている。第三に、2050年までにカーボンニュートラルを達成するという国家目標を受けて、それぞれの産業界、企業でも脱炭素への取組が待ったなしとなっている。
 エネルギー企業には、競争が激化する中、エネルギー安定供給と脱炭素化を両立させていくというチャレンジが求められている。

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