【講演録】清話会セミナー 大阪◆2023年02月01日(水)
「安倍晋三氏の功績とその後の日本」
~総理に必要な「国家感」とは何か!~
講師:花田 紀凱 氏 (月刊『HANADA』編集長)
1942年 東京生まれ。
東京外国語大学英米科卒業、文芸春秋社入社。
1988年『週刊文春』編集長、スクープ連発。『マルコポーロ』編集長、
『UNO』創刊編集長、『メンズ・ウオーカー』編集長、
『編集会議』編集長、『WILL』創刊編集長を経て、
2016年 月刊『Hanada』編集長。
マスコミのコメンテーターとして活躍。
花田でございます。どうぞよろしくお願いします。月刊『Hanada』という雑誌をやっています。
昨日辺りの国会を見ていてもまったく腹立たしいです。岸田総理のご子息が、ロンドンで公用車を使ってお土産を買ったということを、野党が追及していました。秘書官として、彼がいなくてもいいのであれば、その間に大使館差し回しの車を使って閣僚へのお土産を買うというのは別に大した問題ではありません。国会で取り上げるような問題でもありません。しかも野党の誰かが見つけてきたネタではなく、『週刊新潮』が報じたものを、週刊誌のコピーを片手に国会で質問をしているのですよ、情けないと思いませんか。
昔は、自分で取材をして、それで政府批判の材料を集めて国会でぶつけていましたが、今は、週刊誌で報じられていることを追及する、こんな野党を誰が信頼すると思いますか。支持率が上がらないのも当然です。だから岸田総理は安泰です。何もやらなくても、相手の支持率が全然伸びないわけですから。