『先見経済』2026年9月号が発刊されました。
今号は、元警視庁公安捜査官・松丸俊彦氏が明かす経営者のための「組織防衛」実践論を巻頭に、2050年770兆円市場の全貌を読み解く下山哲平氏の自動運転ビジネス論や、AIエージェントが「一人社長企業」をつくる時代を活写する高島康司氏の清話会サロン講演録を中心に構成されています。
①松丸俊彦氏「経営者が知るべき『組織防衛』のリアル」
元警視庁公安捜査官で、あのドラマ『VIVAN』のモデルにして監修者でもある松丸俊彦氏。ロシア・中国・北朝鮮、手口も接触の仕方もまるで違う三者三様のスパイの実態を、現場の生々しい記憶とともに明かす。今や主流という肉体接触なしのハニートラップの手口、社員の「うっかり」が招く情報漏洩の恐ろしさ、そして大川原化工機事件が突きつけた重い教訓――。「知れば防げる」という経営者のための組織防衛術を、公安の裏側から余すことなく語り尽くす貴重な一編。
②下山哲平氏「自動運転ビジネスが変える社会と経営の未来」
「自動運転ラボ」を率いる下山哲平氏が説く、2050年770兆円産業への道筋。実はEV化と自動運転化は「同じコインの表と裏」だという核心的な視点から、自動運転が実現する前に勝敗が決まるという「つなぎビジネス」の発想、そして金沢の一レンタカー会社が実践した大胆な奇策まで踏み込んで語る。あらゆる産業が自動運転という「桶屋」の裾野になり得るという逆転の発想は、自社の未来戦略を考えるうえで強力なヒントになるはずだ。
③武田充彦氏 新連載「人はどうやって『育つ』のか」第1回
「本当の自分がわからない」――そう悩む人は少なくない。塾運営や組織マネジメントコンサルティングに20年以上携わってきた武田充彦氏の新連載がついに始まる。第1回のテーマは「自分探し」から「自分の役割」へのこだわりへ。人は固定的な「本当の自分」を持つのではなく、上司・部下・家族など関係性ごとに姿を変える「多面体」だという視点は、経営者自身のあり方にも、社員育成の悩みにも、新しい光を当ててくれるはずだ。
④佐々木俊弥編集長「YouTubeで見る世界のリアル」AIをめぐる2つの論点
編集長・佐々木俊弥がYouTubeの海から拾い上げる「世界のリアル」。今回のテーマはAIバブルをめぐる不穏な兆候だ。エヌビディア・OpenAI・オラクルの間を1.4兆ドル超が巡る「循環金融」への疑念、そしてアンソロピックCEOが警告する「新卒ホワイトカラー職の消滅」。日本ではまだ楽観論が優勢な二つのテーマについて、海外で渦巻く危機感を海外の映像資料とともに読み解く、この連載でしか得られない視点がここにある。
⑤高島康司氏 清話会サロン講演録「AIエージェントが『一人社長企業』をつくる時代」
社会分析アナリスト・高島康司氏による清話会サロン講演録。AIエージェントに指示を出すだけで「一人社長企業」が作れてしまう衝撃のライブデモンストレーションから、わずか2年でシェア46%に達した中国製AIの急伸ぶり、循環取引が示すAIバブル崩壊のシナリオ、そして日本にスタートアップが育たない構造的な理由まで一気に語る。目まぐるしく動く世界の最前線を、圧倒的な情報量とスピード感で読み解く読み応え十分の一本。
