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第5回「期初計画通りの着地ができるか:カラオケルーム、広告」千葉 明(2022.8月)

コシダカホールディングス(2157。以下、コシダカHD)は今8月期、期初計画通りの着地を見せられるか。目を皿にして見守りたい。それは計画通りの着地=新型コロナ感染のピークアウト、強いては我々の日常がコロナ禍前に戻る可能性を示唆することにもなりうるからである。

 周知の通りコシダカHDは、全国に「カラオケまねきねこ」を約3万ルーム保有している。前期、コロナ感染で厳しさを余儀なくされた飲食チェーン:大庄から48店をあえて譲受し業態転換を図った(+1万3,200ルーム)。コシダカHD自体の前期は「52%減収、76億2,800万円の営業損失、41億4,400万円の最終赤字、8円減配4円配」という状況下での、大幅なカラオケルーム数の増加だった。創業者社長:腰高博氏の「隅々にまで『カラオケまねきねこ』をつくる」という、執念を感じさせる。

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