粕取焼酎と近江商人
広島県は、灘の兵庫県、伏見の京都府に次いで、全国三番目の生産量を誇る清酒県である。16世紀末、慶長4年(1599年)に、奈良興福寺の『多聞院日記』の中で“尾道酒” の名が記載されていて、この酒を毛利輝元が禁裏へ献上していることが、慶長5年(1600年)『御湯殿上日記』に記されている。広島の造り酒屋は、概ね江戸初期から元禄にかけて創業したと言われている。
粕取焼酎と近江商人
広島県は、灘の兵庫県、伏見の京都府に次いで、全国三番目の生産量を誇る清酒県である。16世紀末、慶長4年(1599年)に、奈良興福寺の『多聞院日記』の中で“尾道酒” の名が記載されていて、この酒を毛利輝元が禁裏へ献上していることが、慶長5年(1600年)『御湯殿上日記』に記されている。広島の造り酒屋は、概ね江戸初期から元禄にかけて創業したと言われている。
【特別掲載】 SJC-2023年1月例会 講演資料より
「2023年の国際秩序の動向と日本が進むべき道」
2023年の世界の動き
ワクチンの接種拡大などにより改善が期待されているものの、新型コロナウイルスに対する懸念は残念ながらまだ残り、世界は現状、先行き不透明さを残したままとなっています。
また、「価値観」というキーワードが注目されてきており、「価値観の共有ができるか否か?」と言う視点から、米中の正面衝突の兆しも見られ、一方で「価値観の変化」に伴う消費活動の変化の可能性から、「ビジネスモデルの変化」についての動きも見え始めています。
【新連載】~ストック社会へのパラダイムチェンジ~
第1回 オフィス・業務ビル問題
スクラップ・アンド・ビルドが繰り返されてきた
日本は鎖国政策解消後、いきなり明治政府による近代国家として生まれ変わったが、その近代化する過程の中で首都東京は55 年後に関東大震災に遭遇し、さらにその22 年後には第二次
世界大戦で都市として壊滅的な被災を被った。明治政府の都市づくりでは、欧米を模倣して新しい基盤をつくって来たのだが、関東大震災を経験したことで、耐震性や風土性を加味した我が国独自の考え方を導入して都市と建築を考えるようになった。およそ100年前のことで、この時代の建物は今も数多く残されている。
一方、第二次世界大戦で焦土化した東京の街は戦後復興期を経て、世界が目を見張る経済成長によって国の経済を押し上げて来たのだが、この時期から建物のスクラップ・アンド・ビルドが繰り返されることが当たり前の価値観と位置付けられ、新しい建物への投資が日本経済の成長の礎になった。
【講演録】清話会セミナー 東京◆2022年11月11日(金)
「この停滞状況をどう突破すべきか」
~90分で分かる日本経済停滞の理由と脱却の糸口~
講師:山本 一博 氏 (㈱戦略経営研究所 代表取締役社長)
1955年和歌山県生まれ。
多変量解析総合評価分析を利用した「SPLENDID21」の開発者として多くの会計事務所、中小企業、中堅企業、上場企業を指導中。
「科学的経営」を志向する経営コンサルタント。
経営陣も見逃していた問題点に対する的確な指摘に、上場企業トップが驚きを隠さない。
戦略経営研究所の山本です。企業分析を仕事にしておりまして、ちょっとプロフィールを紹介いたしますが、その前に、最強の将棋指しは実は藤井竜王ではないというのはご存じでしょうか。それは人ではなく、Google の開発したAlphaZero というソフトなんです。なんでそんな話をするかというと、実はもう人間の頭がコンピューターソフトには勝てないということを意味しているわけです。
基本価値
商品にはサービス価値の基盤となる基本的品質があり、これが商品の基本価値といわれる。例えば時計ならば正確に時を刻むこと。飲食料ならば安全であること。商品には、この基本価値がキチンと備わっていることが、顧客に認識される事の第一歩。
しかし、この基本価値だけで終わるとコモディティ化になる。コモディティとは、基本的な機能が備わっていればメーカーを限定せずに購入することで塩、砂糖、茶碗、皿、鍋などの食器、ティッシュペーパーなどがその代表例。
新たな年、新たな想いの推進には集知を結集し、決定事項を推進していくことです。それには「会して議さず、議して決せず、決して行わず、こんな会議は御法度です。会議出席方法は、集合、オンライン……様々ですが、出席者としての責任、及び貢献を楽しむ上でも感謝話法は必須となります。それには、「出席の機会をいただきまして、ありがとうございます」と選ばれ、発言の機会をいただけたことへの感謝の心に基づく話し方の実践です。
その極意は次の6点です。
◀平成事件簿▶
暴力団(下)
北九州市は“修羅の街” と呼ばれていた。戦闘神・阿修羅のごとくに残虐非道、暴力が支配する無法地帯。東日本大震災直後の平成23(2011)年6月、新聞記者から転じ、地元TV局の報道局長として福岡に着任して間もなく、安っぽいⅤシネマのような大仰な表現も決して的外れではない、と納得したのである。
事業継承しながら起業する
前号でお伝えした各承継方法についてポイントの整理を致します。
「親族内承継」
「比較的スムーズに承継できる」「承継にからむトラブルが少ない」というメリットがある一方、承継までのタイムラグが長く、子供が親の思い通りに継いでくれないというリスクがあります。
「従業員承継」
「仕事の中身を知り、ほかの従業員にも慣れ親しんでいるのでスムーズに承継できる」というメリットがある一方、「経営責任を負うマインドセットができていない、もしくは実力のある従業員は、承継する前に辞めてしまう確率が高い」というリスクがあります。
「第三者承継」
いい買い手が見つかれば、事務所を譲渡して現金化できるというメリットがある一方、「従業員と顧客が離れてしまう」ことによって「買い手がつかない」というリスクがあります。
12 月15 日、第54 回目になるNextRetail Lab フォーラムが開催されました。今回はゲスト講師に小野里寧晃氏(株式会社バニッシュ・スタンダードCEO/ 代表取締役)をお招きし、「店舗スタッフと顧客との関係性から始まる店舗DX の未来」をテーマにお話いただいた後、当会のフェローとのディスカッションを行いました。その模様をお伝えします。
戦う準備の躾づくりとは
中小企業の業績が上がりにくい根本原因は、中小企業自体が抱える問題の特性が大いに関係しています。
基礎的な個人資質や働く環境整備が大企業・中堅企業と比べ、見劣りする中小企業はどうしても当り前レベルの底上げが必要となります。無理に、当り前レベルの底上げを軽視して、「やれ戦略展開だ」と叫んでもうまくいきません。
【講演録】清話会セミナー 東京◆2022年07月28日(木)
「駐日大使をお招きして、ジョージアの可能性と魅力を探る」
~〝ワイン発祥の地〞ジョージアの料理とワインを味わう~
講師:ティムラズ・レジャバ 氏 (駐日ジョージア大使)
講師:ダヴィド・ゴギナシュヴィリ氏 (駐日ジョージア大使館専門分析員)
レジャバ大使:本日は皆様の前で、ジョージアという国についてご紹介させていただく機会をいただき、ありがとうございます。
私はジョージア大使になる前から日本に住んでおります。当時はグルジアと呼ばれていましたが、国の名前を聞いてもピンとこない、という方が多い状況でした。相撲の栃ノ心、臥牙丸、黒海の三力士の活躍があり、ジョージアという国の名前は聞いたことがあるという方が増えてきているのは嬉しいことです。
ダイフク(6383)。いわゆるマテハン事業を内外で展開している(海外の売上高比率65%余)。製造拠点や物流拠点の原材料から完成品までの移動を手掛ける機器・システムの、コンサルから企画・制作・施行・アフターケアを提供。その範囲は広い。物流センター・倉庫や半導体・FPD工場、自動車工場等は頷けるが最近では納骨堂などもその範疇だという。
【新連載】世界を深く読む視点
第1 回 ロシア軍の全面攻勢はあるか?
新しい年が明けた。2023年は昨年を上回る激動の年になる可能性が高い。
やはり変化の中心になるのは、いまだに収束のメドが立たないウクライナ戦争である。政治交渉による和平が見えてくるのか、それとも第三次世界大戦さえ予感させるような危機へとさらに発展するのか決まる今年は結節点になるようだ。