【映画評】  『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』(ゲン・マーサー)
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【映画評】 『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』(ゲン・マーサー)

【映画評】 
      『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』
~続編が巷で望まれていた痛快ディスバトル作品がついに公開~

 2019 年公開第1作目では、都市伝説を元に、海もこれと言った名所も無い埼玉をディスることで話題になり波紋を呼び興行収入37.6 億円のヒットとなった『翔んで埼玉』の続編が公開された。

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【映画評】  「ゴジラ-1.0」(ゲン・マーサー)
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【映画評】 「ゴジラ-1.0」(ゲン・マーサー)

【映画評】 
      「ゴジラ-1.0」
~ゴジラ誕生70 周年記念映画~

  11 月3日、ついにゴジラの最新作が公開された。1954 年、初代ゴジラ公開から来年で70 年となる。昭和、平成、令和と変化を遂げてきたゴジラ映画だけに、今回も期待が高まっていた。
 前作の『シン・ゴジラ』でもCG が多用されていたが、今回は『ALWAYS 三丁目の夕日』をはじめ昭和の時代をCGで描き出してきたら右に出るものはいないと言われる山崎貢監督、㈱白組、ROBOT という鉄板の布陣で制作された。

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【映画評】  「沈黙の艦隊」(ゲン・マーサー)
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【映画評】 「沈黙の艦隊」(ゲン・マーサー)

【映画評】 
      「沈黙の艦隊」
~新たな火蓋が切って落とされる~

 1986 年から10 年間あまり週刊『漫画モーニング』に連載されていたかわぐちかいじ原作のコミック『沈黙の艦隊』の実写化。現代における国家とは、戦争とその抑止力となる核の存在とは、などがダイナミックに映像として表現されている。
 東西の冷戦が終結してしてから30 年経つ現在でも、新たな争いが世界中で起こっている。果たして本当の終結はいつになるのか。

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【映画評】  バービー  (ゲン・マーサー)
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【映画評】 バービー  (ゲン・マーサー)

【映画評】 
      バービー
~2023年世界興行収入最高を達成~

   

 ファッション人形を実写映画化した「バービー」が、世界興行収入13億8千万ドル(約2020億円、9月時点)を達成した。なぜこの映画がここまでの成功をおさめたのか。単に映像の繊細さのみならず、現代の多様性や包括性を象徴した映画でもある。

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【映画評】  君たちはどう生きるか  (ゲン・マーサー)
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【映画評】 君たちはどう生きるか  (ゲン・マーサー)

【映画評】 
      君たちはどう生きるか
~宮崎駿の監督最終監督作品の真髄~

   

 

 世界中に多くのファンを持つジプリ作品において宮崎駿による監督最終作品。通常の映画制作においては広告代理店、出版社などによる制作委員会が設置されるが、本作品においてはジプリ単独出資による制作となっている。前宣伝ではタイトルイラスト画のみが公開されて、その他の予告は一切公開されなかった。最近では『SLAM DUNK』でも同様の告知方法がとられた。尚、刊行から80年に渡って読み継がれている吉野源三郎の小説『君たちはどう生きるか』と同名のタイトルであるが内容的には別ものである。

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【映画評】  インディ・ジョーンズと 運命のダイヤル  (ゲン・マーサー)
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【映画評】 インディ・ジョーンズと 運命のダイヤル  (ゲン・マーサー)

【映画評】 
      インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

         

         

 インディ・ジョーンズ第5作目となる『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が公開された。
 第1作は1984年公開であるから、あれから40年の歳月を経て主人公のハリソン・フォード(インディ・ジョーンズ)80歳の記念作品でもある。
 今回全てのシリーズで制作総指揮を務めていたジョージ・ルーカスは降板し、プロデューサーとして参加、監督はジェームズ・マンゴールドが務める。

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【映画評】  カンヌ国際映画祭受賞『怪物』  (ゲン・マーサー)
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【映画評】 カンヌ国際映画祭受賞『怪物』  (ゲン・マーサー)

【映画評】 
      カンヌ国際映画祭受賞『怪物』
           ~平凡な日常からことが起こり始める~

      

         

 監督の是枝裕和は『万引き家族』で2018年第71回カンヌ国際映画祭の最高賞「パルム・ドール賞」を受賞したが、今回、脚本賞(脚本:坂元裕二)を受賞した。
 是枝作品と言えば、『万引き家族』『海よりもまだ深く』『海街diary』他でも家族や親子の関係が描かれることが多いが今回の作品も同様に家族や親子そして大人と子供、誰もが持ちうる人間の性が描かれている。

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【映画評】 ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー    (ゲン・マーサー)
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【映画評】 ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー  (ゲン・マーサー)

【映画評】 
      ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
          ~世界に誇る日本アニメ空前のヒット作~

         

 

 2023年4月に公開された映画『ザ・スーパーマリオブラザース・ムービー』は、任天堂の人気ゲーム「スーパーマリオ」を原作とした、3DCGアニメーション映画。
今回は、『ミニオンズ』などフルCGで多くの人気作を生み出したイルミネーションとタッグを組み、ユニバーサル・ピクチャーズが配給。監督はアーロン・ホーバスとマイケル・イエレニック。

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【映画評】 シン・仮面ライダー    (ゲン・マーサー)
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【映画評】 シン・仮面ライダー  (ゲン・マーサー)

【映画評】 
      シン・仮面ライダー
          ~50年の時を経て新たに蘇る~

         

 『シン・仮面ライダー』は、庵野秀明氏が 脚本・監督を務めた作品である。庵野氏は、『新世紀エヴァンゲリオン』、映画『シン・ゴジラ』、『シン・ウルトラマン』など数々の作品を手がけてきた実力派クリエイターである。
『シン・ウルトラマン』では庵野氏は企画・脚本を手掛け、監督は樋口真嗣氏であったが、本作品では、脚本、監督ともに庵野氏が手がけている。『仮面ライダー』の原作は石ノ森章太郎氏で、1971年からテレビで放送されて以来何世代も続くロングキャラクターでもある。

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【映画評】RRR (ゲン・マーサー)
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【映画評】RRR (ゲン・マーサー)

【映画評】RRR
インドの威信をかけた大スペクタクル映画

  

 インド映画といえば1995年に公開された「ムトゥ おどるマハラジャ」が有名であるが、今回の「RRR」は上映時間が3時間以上にも関わらず密かなブームをよんでいる。日本ではこの「RRR」が前述の「ムトゥ おどるマハラジャ」の持つ映画興行収入の記録を塗り替えた。ストーリーとしては1920年代、まだインドが英国の植民地支配を受けていた時代を舞台として、ある村の少女がとあるきっかけで英国軍に連れ去られその兄ビームが助けに向かい、そこで出会う男ラーマとの関係を中心として進められていく。果たしてこの男ラーマは敵か味方か、そこから壮大な物語が始まる。ストーリーも壮大だが制作費もインド映画最高額の7,200万ドルと破格。

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【映画評】すずめの戸締まり (ゲン・マーサー)
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【映画評】すずめの戸締まり (ゲン・マーサー)

【映画評】すずめの戸締まり
新海監督の真骨頂アニメ聖地巡礼の布石

  

 2022年11月11日に封切られたアニメ映画『すずめの戸締り』。原作・脚本・監督は2016年に『君の名は。』を世に送り出した新海誠。『君の名は。』で世界中で話題になり、Twitterを買収したイーロン・マスク氏も好きなアニメの一つとしていた作品。

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【音楽評】 プログレッシブ・ロック お勧めの一曲 (ゲン・マーサー)
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【音楽評】 プログレッシブ・ロック お勧めの一曲 (ゲン・マーサー)

【音楽評】プログレッシブ・ロック お勧めの一曲
Yes アルバム「危機」より タイトル曲「危機」

~難解でありながらも抒情的な曲~

 1960年後半から1970年前半にかけてイギリスを起源とし音楽ムーブメントを起こした「プログレッシ・ブロック」略してプログレ。当時はビートルズが一世を風靡していた時代に突然と登場した音楽ジャンルである。プログレの要素として挙げるならば、クラシック、ロック、その他ジャンルを取り入れた混載ミュージックである。

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【映画・TV・アニメ評】 オッドタクシー (ゲン・マーサー)
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【映画・TV・アニメ評】 オッドタクシー (ゲン・マーサー)

【アニメ評】オッドタクシー
最終回で全容が明かされ、心が揺さぶられるミステリアスなアニメ

  

 2021年4月から6月までテレビ東京の深夜帯で放送された日本のアニメ。
 タクシードライバーを主人公にしたドラマは以前からあったが、このアニメの主人公小戸川宏もその設定である。タクシーと言えば、日々様々な客を乗せて走る職業で、このアニメではその客たちとの会話や行動により不可解な事件に巻き込まれていくミステリーである。

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【映画・TV・アニメ評】テレビドラマ「ハイポジ」 (ゲン・マーサー)
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【映画・TV・アニメ評】テレビドラマ「ハイポジ」 (ゲン・マーサー)

【バブル期直前の音楽的時代考証】
テレビドラマ『ハイポジ』~ 1986年
“二度目の青春”

今から30年以上前に起こったバブル景気。バブル期と言えば一般的に1986年12月~ 1991年2月までの51カ月の好景気を言う。
 テレビドラマ「ハイポジ」は、きらたかしによる漫画アクションに2017年より連載された漫画を原作として制作された1986年と現在を舞台にした高校生の12話完結ラブコメディドラマ。ストーリーとしては46歳の男性が妻からは離婚を切り出され、会社はリストラ散々な環境の中事故で頭を打ち20年前の16歳の高校生にタイムスリップして、人生をやり直し、当時の初恋の女の子と青春を謳歌しようと試みる内容。バブル期を題材にしたドラマや映画は多いが、その直前の時期はどのような時代だったのかが練られているこのドラマの時代考証を作品に挿入されている音楽を中心に見る。

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映画:「シン・ウルトラマン」の世界観に観るジェンダー
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映画:「シン・ウルトラマン」の世界観に観るジェンダー

【映画評】

「シン・ウルトラマン」の世界観に観るジェンダー

 

 5月に封切られた『シン・ウルトラマン』が話題になっている。『新世紀エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』を手掛けた庵野秀明が企画・脚本、樋口真嗣が監督となれば見逃せない作品の一つだ。

今回の題材になっている「ウルトラマン」は1966年にテレビで放映された「空想特撮シリーズ」ドラマだ。当時、ウルトラQから始まるこのシリーズとして、最初にフルカラーとして放映された作品で平均視聴率も36%と高く当時子供たちの心を鷲掴みにした。地球を守るヒーローのウルトラマンが地球を侵略する怪獣や宇宙人を退治する爽快さが人気を博した。

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