髭講師の研修日誌(65) 「気配りのコミュニケーションが生きる」 澤田良雄氏((株)HOPE代表取締役) ■0…
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中堅・中小企業のプレイングマネージャーの仕事術メソッド 小池浩二 [ 特集カテゴリー ] 中堅・中小企業のプレイングマネージャーの仕事術メソッド
リーダーがチームをリードする実践策② [ 第15回 ]
基本動作を正しい理解する
基本動作とはよく聞く言葉ではありますが、しかし、その意味合いをよく理解している会社は多くありません。私共が取り組む仕事の70%は規則性の仕事の繰り返しといわれており、この規則性の仕事を円滑に進める会社のインフラが基本動作です。しかも、基本動作は、やる気・実行力・継続力があれば、誰でも・いつでも・どこでも業績を上げる事ができますし、費用は必要ありません。反面、意識の継続がなければ、すぐにやらなくなります。そして基本動作の乱れが引き金となり、業績が下降していきます。会社は人間動物園です。このバラバラ集団を束ねるのに、必要な一体感の基礎的な環境を創る要素の一つが基本動作であり、その種類は大別すると、3種類あります。
アナウンサーが教える「心が伝わる話し方」 [ 特集カテゴリー ] アナウンサーが教える「心が伝わる話し方」
人の心をつかむリーダーのスピーチ [ 第5回 ]
社長はたまごの中身
会社はたまごの殻
日本を代表するある企業の元CEOの方にお会いした際に、「日本の社長は、もっとスピーチを習うべき」という話になりました。
その頃、まだ日本でスピーチを習う社長は少なく、「人格があれば話し方はどうでもよい」という考え方が主流でした。日本でスピーチ教育は定着するのだろうか? と私自身、自問自答している時期でもありました。
そんな私の葛藤を話すと、こんな言葉をかけて下さいました。
「社長はたまごの中身、会社はたまごの殻」
社長は、会社があるから社長でいられる。社長は「○○社の社長」であって、個人の「●●さん」であってはいけないという事です。社長でいる限り、様々な「話す責任」があります。個人的な得手不得手よりも先に、話す勇気がない人に、リーダーが務まるはずはない。そんな思いを強くした出来事でした。
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マネジメントに必要な【傾聴】のコミュニケーション [ 第4回 ]
部下との会話のキャッチボールは7対3
先日、あるIT企業を訪問しました。「働き方改革」を積極的に進めているというその企業のオフィスは、まさに次世代のオフィス。社員は自分のデスクを持たず、会議室を隔てる壁もなく、全てがオープンスペース。その中で、約1畳ほどの小さな箱のような部屋がオフィスの真ん中にぽつんとありました。
「喫煙ルームですか?」と尋ねると、「いや、管理職が部下と1対1で話すための部屋です」という回答。
「上司と部下の1on1ミーティングです。ミーティングにはルールがあって、上司は7割聞く事。会話の内容は、全て記録され、管理部門に報告されます」と。
仕事で悩む部下を呼びつけて、上司が「いや~俺たちの時代は……」などと持論を展開するというのはひと昔前の事。これからの時代は、「上司は7割聞いて、3割話す」コミュニケーションが次世代マネジメントの主流になってくるかもしれません。
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グローバル化に対応する「論理的」な伝え方の方程式 [ 第3回 ]
「朴訥とした」はほめ言葉なのか?
15年ほど前、起業して間もない頃、ある大企業の社長のスピーチトレーニングをしてほしいと依頼を受けました。世界的に有名な国内のIT企業。誰もが知る社長のスピーチに携われると、期待に胸を弾ませて、企業の人事部を訪問し、開口一番に言われた言葉が
「うちの社長は口下手なんだけど、そこが『朴訥とした良さ』でもあるんだよね。スピーチを習ったら、その魅力が半減しない?」
スピーチに関しての意識が低い15年前の話なので仕方ないとは思いますが、口下手なのを『朴訥とした良さ』に変換してしまうのは、ビジネスの場では言語道断。ましてや世界的大企業の社長ともなれば、尚更です。若輩者が生意気にそう言い返す事もできず、その質問にこう答えました。
「朴訥とした良さは、社長の人間性であり、スピーチは技術です。スピーチによって、その魅力はもっと多くの人に伝わるようになります」
その後、スピーチによって、話す事に自信を持てるようになったその会社の社長は、「朴訥とした社長」ではなく、「社員を牽引する」魅力あるリーダーと呼ばれるようになりました。
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Don’t think just do it~ [ 第2回 ]
プレッシャーは、人のパフォーマンスを低下させる
高校生の少女は、その日、いつものようにサッカーの試合でゴールキーパーとして出場していた。
ゴールキーパーとは最も華やかで、かつ最も悲惨なポジションだと彼女は思っていた。一人だけ違ったユニフォームを着て、ゴールが放たれる度に人々の視線を集める。厳しいシュートを決めたときは、最高の賛辞が送られるが、反対に決められてしまった時はとても惨めで悲しい気持ちになる。
「今日の試合は、調子がいいわ」それもそのはず。彼女は、オリンピック候補生を兼ねたカリフォルニア州の選抜メンバーに選ばれたばかりだったのだ。
ただし、良いコンディションは、突然調子を崩し始めた。ナショナルチームのコーチが、自分のすぐ後ろに立って、プレーを見学している事に気が付いた直後に。
「その瞬間に全てが変わったの。自分のプレーは最高から最低レベルに一気に落ちたのよ」と彼女は語る。
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理想の話し方とは? [ 第1回 ]
成功する為に必要なのは
90%のコミュニケーション能力
「成功するために必要なのは、90%のコミュニケーション能力と、10%の専門知識である」
これは、世界的なビジネスコンサルタントのブライアン・トレーシーの言葉です。
また、ハーバードビジネススクールの調査によれば、コミュニケーション能力がある人とない人とでは、年収に1.85倍の開きがあるとのデータもあります。
人は誰かとコミュニケーションを取っているとき、無意識の自分をさらけ出しているわけではありません。多くの場合、「相手にとって自分が好ましい存在だという印象を与えよう」と意図的にふるまっています。これを、社会心理学では「自己呈示」と呼びます。
そして、この自己呈示力が高い人ほど、自分の見せ方が上手です。言い換えれば、他人とのコミュニケーションを円滑に行うことができるとも言えるでしょう。
ミスユニバース公式スピーチトレーナーとして、また国内外の企業に話し方を教える中でも、日本人はまだまだこういった自己表現において、世界に後れを取っていると感じます。