【第27回】SDGsの基本とビジネスへの関わり (菊原 政信)
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【第27回】SDGsの基本とビジネスへの関わり (菊原 政信)

老舗百貨店のDX戦略と具体的取り組み

 

戦後の近代流通に関して百貨店の役割は大きく、人々の暮らしの向上と繁栄に貢献してきました。しかしながら時代の変化と共にショッピングセンターや専門店、21世紀になってはインターネットの発達により、いつどもどこでも好きなものが買える時代となってきました。それに伴い百貨店店の売り上げは1991年をピークに年々減少して21年では4兆4千億と最盛期の半分以下となりました。

この数年、コロナによるインバウンド需要の消失も加わり更に厳しい状況が続いてきましたが、その中でもこれからの時代への展開を踏まえて新たな動きも出てきました。そこで、今回は4月に次世代流通の研究会Next Retail Labのフォーラムに登壇して頂いた株式会社三越伊勢丹営業本部オンラインストアグループ長、北川竜也氏の講演内容を踏まえてこれからの百貨店の取組みについて考察していきます。

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SDGsの基本とビジネスへの関わり⑥ (菊原 政信) [ 第7回 ]

SDGsグローバルWAYマネジメント -未来志向のSDGs経営に向けて-

今後のSDGs経営の第一歩とWAYマネジメントへの進化として考えられるのが、「S D Gsマインドの醸成」です。つまりCSRを基盤として、SDGs & ESG & CSVの領域をさらに拡大していき、やがてS D Gsマネジメントへ進化させて行きます。この流れの中では、S D Gs社内Projectの発足、C S Vビジネスモデルの立案、E S G評価・E S G投資の実施、統合報告書作成などと密接に結びついています。

 従来自社独自、いわば我流で作られた経営理念をSDGsグローバルW A Yへと刷新し、それに基づきビジョン、中期・長期経営計画、行動指針と落としこんでいきます。

すなわちS D GsグローバルW A Yとは、W A Yの定義である「企業の存在意義を明示するために、どのような企業活動を通じて実現するのかという方針を、内部や外部に発信していく手段の一つとして、『経営理念・ビジョン・行動指針』を明文化し、それぞれのエッセンスを相互に関連づけたもの」として事例としては、 J & J クレイド(我が信条)などです。S D Gsを連携させ、それはS D Gs経営理念(ミッション、バリューなどが含まれることがある)とS D Gsビジョンを社長や役員などの企業リーダーがつくり、組織文化として全社員に向けたS D Gs行動指針を全社員に向けたS D Gs行動指針をOff-JT(浸透研修)やOJT(職場内訓練)などによって、企業グループ全体の組織文化として醸成されたうえで、全社員が通常の業務を通じて行う際の言動の規範(ルール)としていきます。

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ネットとリアルの融合OMO

ニューノーマル時代の礎を築く  [ 特集カテゴリー ] ,

ネットとリアルの融合OMO [ 第1回 ]

新たな時代を迎えて

 

あけましておめでとうございます。国内でコロナの感染が報告されてから1年が経とうとしています。その間、経済や私たちの生活様式も大きく変わってきました。このコラムも昨年まではこれからの小売流通業の将来についてさまざまな提言を行ってきましたが、今年からは小売流通業のみならず、コロナ禍で未曽有の経験をしている時にこそあらゆる産業や分野において考え、実践して頂くことを前提にマーケティングの分野を中心としてネットとリアルの融合を意味するOMO(Online merges with Offline)を広義に捉えて根底に捉えてDX(デジタルトラスフォーメーション)やSDGsの話題なども交えて提言を行って参ります。

本年はこれらを参考として、読者の方々がそれぞれの企業や団体において取り組むヒントとなれば幸いです。

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ネットとリアルを融合するOMOを考える

次世代小売流通への架け橋 菊原 政信 [ 特集カテゴリー ]

ネットとリアルを融合するOMOを考える [ 第9回 ]

アップル社から5G対応のiPhone12シリーズが発売されました。全国的に5Gが使えるようになるにはまだ先のことですが、回線速度が上がる度に利便性が向上するほか、今までなかったサービスや仕組みが生み出されてそれに伴いフレームワークも変化してきます。

最近では、ネットとリアルの融合を意味するOMO(Online merges with Offline)と言う概念が生まれてきましたが、今後は概念から社会実装が進むため。今回はこのOMOについて過去の歴史を踏まえながら考えて行きます。

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待ったなし!オンラインとオフラインの融合

次世代小売流通への架け橋 菊原 政信 [ 特集カテゴリー ]

待ったなし!オンラインとオフラインの融合 [ 第7回 ]

デジタルトランスフォーメーション(DX)を理解する

 

アフターコロナ・ウィズコロナ時代に向けて、あらゆる分野でデジタル化がすすめられていますが、最近はデジタルトランスフォーメーション(以降DX)と言われることを耳にするようになりました。DXとは、経済産業省の「DXを推進するためのガイドライン」によると「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義されています。

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これからの小売業の先に見えるもの

次世代小売流通への架け橋 菊原 政信 [ 特集カテゴリー ]

これからの小売業の先に見えるもの [ 第6回 ]

 この連載も6回を迎えましたが、連載をはじめた時より新型コロナに対する消費者と小売側の関わり方も変化してきました。今まで誰もが経験したことのない環境の変化に対して、戸惑いと試行錯誤しながらも前進する取り組みがなされています。

従来は、売り手と買い手という商品の所有権の移動という考え方が主流でしたが、今後はこのような形態のみでなく概念の変容が起こるのではないかと考えます。今回は、現在進行中および今後の小売業に求められる将来の姿について考察していきます。

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アフターコロナ現場からのアプローチと消費者の変化

次世代小売流通への架け橋 菊原 政信 [ 特集カテゴリー ]

アフターコロナ現場からのアプローチと消費者の変化 [ 第5回 ]

 今回は、コロナ禍の緊急事態宣言により多くの小売飲食業は休業する事態となりましたが、解除後にどの様に対応してきているかを、6月22日に開催した第31回Next Retail Labオンラインフォーラムに、コロナ以前からデジタルを積極的に導入し取り組まれてきている、ショッピングセンターパルコを運営されている株式会社パルコ執行役員の林直孝氏をお招きして、リアルな実情と今後について伺いましたのでその様子をお伝えします。

 

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