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月別: 2022年8月
「令和4年8月15日の靖国神社」(日比恆明)
「年金は何歳でもらうのが一番トクか」(10/26、増田豊氏、リモートセミナー)
「これからの経営の切り札」(10/20、松原春男氏、大阪ライブ研修会)
「私たちが知らなかった 天皇と皇室」(10/7、高森明勅氏、東京ライブ講演)
「今こそ人材育成への取り組みを」(澤田 良雄)
「世界経済と日本:現状と今後を読む」(6/29,島 義夫氏、リモートセミナー)
■清話会リモートセミナー【東京】2022年6月29日(水)
「世界経済と日本:現状と今後を読む」
ー世界的インフレの行方と、今後の投資環境ー
島 義夫 LEC会計大学院客員教授
東大法学部卒。ゴールドマンサックス、モルガンスタンレーなどを経てドイツ証券マネージングデイレクターを歴任。金融危機とクレジット市場の誕生を予想し同分野のパイオニアとなる。2005年金融業界を卒業、現職の他、環境省のグリーン・サステナブルファイナンス関連委員会委員を務める。
■円安が諸悪の根源ではない
2022年は歴史の転換点だと思います。前の歴史の転換点は1989年です。アメリカとソ連が冷戦終結で合意した年です。日本はバブル経済の頂点です。日経平均株価の最高値は、89年12月の終わり値が最高値で3万9000円弱です。またこの年は昭和の終わりで平成の始まりです。当時の日本は、ジャパン・アズ・ナンバーワンとおだてられて、教育についても、ゆとり教育が始まった頃です。結果的に、冷戦終結後の新しい世界、新しい日米関係の対応に失敗してしまいました。
第16回「中小企業の社長が突然倒れても、会社を潰さないノウハウ」 小池 浩二
■目の前の経営の舵取りに追われ万が一への準備に手が回らない
もし中小企業の社長が突然倒れたら、その会社はたちまち難しい局面に立たされるだろう、と誰もが考える。それほど中小企業の社長は会社にとって〝圧倒的な存在〟である。
これを、人・モノ・金の側面で考えてみよう。「人」の部分においては、中小企業の社長はまさにエースの人財である。本当の意味での「大黒柱」といえる。「金」の面では資金調達などで、まだまだ社長の個人保証に頼るところが大きい。「モノ」に関しても、商品開発や販路開拓など、社長の手腕や情熱が会社を牽引していることが多い。社長の存在と力に社員も役員も依存する、「社長絶対依存型経営」で動いている中小企業が多いのである。
政界再編物語③ 三沢 明彦
政界再編物語③
民主党代表の小沢一郎が秘書逮捕の一報を受けたのは平成21(2009)年3月、都内の事務所で、自民党時代からの盟友・渡部恒三とのんびり碁を打っていた時のことだった。東京地検特捜部の動きには気づいておらず、白黒の碁石が埋める盤面を見つめながら、小沢は思わず「うそだ。あり得ない」とつぶやいていた。天下取りまであと一歩。自民党と検察が自分をつぶしにかかってきた、としか考えられない。「負けるわけいかない」と彼は身構えた。検察と小沢の熾烈な戦い、第1ラウンドのゴングが鳴ったのである。
【第6回】リーダーの実績形成は協力依頼時の話し方が生きる (澤田 良雄)
なんといってもリーダーの楽しみは集団力を生かした実績形成です。このことはスポーツ界の監督、指導者あるいは舞台、映画、指揮者、各種イベント責任者でも同様です。特に難関の時にこそ発揮される協力メンバーが一丸となって創り出す奇跡もあります。この時、リーダーとして、「皆さんの心からの協力のおかげです。本当にありがとうございました」と声を詰まらせながらも感謝の言葉のべる瞬間は感動の極みです。
第5回「期初計画通りの着地ができるか:カラオケルーム、広告」千葉 明(2022.8月)
コシダカホールディングス(2157。以下、コシダカHD)は今8月期、期初計画通りの着地を見せられるか。目を皿にして見守りたい。それは計画通りの着地=新型コロナ感染のピークアウト、強いては我々の日常がコロナ禍前に戻る可能性を示唆することにもなりうるからである。
周知の通りコシダカHDは、全国に「カラオケまねきねこ」を約3万ルーム保有している。前期、コロナ感染で厳しさを余儀なくされた飲食チェーン:大庄から48店をあえて譲受し業態転換を図った(+1万3,200ルーム)。コシダカHD自体の前期は「52%減収、76億2,800万円の営業損失、41億4,400万円の最終赤字、8円減配4円配」という状況下での、大幅なカラオケルーム数の増加だった。創業者社長:腰高博氏の「隅々にまで『カラオケまねきねこ』をつくる」という、執念を感じさせる。
【講演録】西川りゅうじん氏「連続パンデミック時代を勝ち抜く実践マーケティング塾」
清話会SJC 6月例会 2022年6月23日(木)
「連続パンデミック時代を勝ち抜く実践マーケティング塾」
西川りゅうじん 拓殖大学客員教授 マーケティングコンサルタント
1960年神戸市生まれ。一橋大学卒業。マーケティング戦略のエキスパートとして産業と地域の元気化に尽力。モリゾーキッコロ・せんとくん・焼酎ブーム・ヒルズ・吉祥寺やつくばエクスプレス沿線など人気の街の仕掛人。「先見経済ビジネスフォーラム」に登壇するなど当会との御縁も深い。
■愚者は経験に学び 賢者は歴史に学ぶ
初代ドイツ帝国の鉄血宰相ビスマルクは「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と喝破しました。今、地球上に生きている私たちのほとんどはパンデミックを経験したことがありませんでした。しかし、史実が明確に記録されている近代以降の歴史をさかのぼってみても、人類はほぼピッタリ100年ごとに世界的な感染症の拡大と戦って来ました。
1720年頃、黒死病ペストが大流行しました。そして、日本では幕末に当たる1820年頃にコレラが猛威を振るい、人がころりと亡くなることからコロリと恐れられました。そして、第一次世界大戦の直後、大正時代の1920年頃にはスペイン風邪が世界を席巻したのです。
映画:「トップガン マーベリック」 (ゲン・マーサー)
【映画評】
トム・クルーズ主演の前作『トップガン』から36年ぶりに公開された『トップガン マーヴェリック』。興行成績も良く今年のヒット映画の一つに数えられる。
第十二回 ~全国の杜氏集団と今~ 田崎 聡
日本三大杜氏と言えば、南部杜氏、越後杜氏、丹波杜氏と言われており、かつては越後杜氏が最大の杜氏集団を築いていたが、現在は南部杜氏が最も多く、平成17年(2005年)には全国の杜氏数は897名、そのうち越後杜氏145名に対して、南部杜氏は284名、丹波杜氏は37名となっている。また、日本酒造杜氏組合連合会の統計によると、昭和50年(1975年)時点で全国の杜氏数は2,810名、越後杜氏は700名、南部杜氏405名、丹波杜氏は204名となっており、今では南部杜氏が越後杜氏の数を逆転する結果となっている。丹波杜氏の全盛1755年には、5,000名もいたというから、丹波杜氏数の減少ぶりは、著しいものがある。直近の令和2年(2020年)の全国の杜氏数は、全国で710名と昭和初期の7,000名から10分の1と大きく減少しており、将来的に杜氏の存在自体が危ぶまれている状況だ。
「新法はコミュニケーション格差解消の第一歩」 引地 達也
この度、障がい者の「情報格差」解消を目指す新法「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」が衆院本会議で全会一致により可決され、成立した。障がい者が日常生活や災害時に必要な情報を「健常者」と同じように得られるようにコミュニケーション環境の支援することに主眼を置いたもので、今後の運用に向けて政府に法整備や財政面で必要な措置を講じるよう義務付けている。
第17回:「中小企業の日」(河本 和真)
##7月20日は「中小企業の日」
7月20日は中小企業庁によって制定されている「中小企業の日」であることをご存知でしょうか? 中小企業庁の記載によりますと、中小企業の日とは下記のとおりです。
中小企業・小規模事業者の存在意義や魅力等に関する正しい理解を広く醸成する機会を国民運動として提供していくため、定められた期間において、官民で集中的に中小企業・小規模事業者に関連するイベント等を開催する取組み。
この中小企業の日は7月20日が中小企業基本法の公布・施行日であることから、2019年に制定されました。これに伴い、7月の1ヶ月は「中小企業魅力発信月間」とされています。
【講演録】小島 健一氏「業績UPに繋げるパワハラ対策」
■清話会セミナー【東京】 2022年5月20日(金)
「業績UPに繋げるパワハラ対策」
DVD『織田信長と学ぶ 業績UPのパワハラ対策』上映と要点解説
小島健一(鳥飼総合法律事務所・パートナー弁護士)
人事労務を基軸に、問題社員処遇から組織・風土改革、産業保健、障害者雇用まで、紛争予防・迅速解決の助言・支援を提供。メンタルヘルス不調やハラスメントが関わる深刻な案件も、早い段階から依頼者に寄り添い、解決まで支援。「さんぽ会」幹事、日本産業保健法学会理事。
■信長パワハラDVDと2つの動画コンテンツグレーゾーンを大事に
よく皆さんは、パワハラ研修について、すごく堅苦しくて、「あれはダメ・これもダメ」と言われるだろう、というイメージを抱いています。しかし、今日ご案内する、私ども事務所が監修して制作されたDVD『織田信長と学ぶ 業績UPのパワハラ対策』(https://tcg-nobunaga.com/)は、要潤さんと壇蜜さんに主演していただき、エンターテイメントのプロに作っていただきました。
要潤さん演じる織田信長が現代に蘇って社長として再び組織を率いることになるのですが、「二度とパワハラはすまい」と誓ったものの、またパワハラをしてしまう、そこで壇蜜さん演じるくノ一弁護士が社長室でこっそり信長社長にパワハラにならない部下指導の方法を指南するのです。テレビで放送できるほどのクオリティです。
第40回『チームの成長にはチーム方針が必要』(小池 浩二)
■大飛躍の背景
現在の強い日本水泳界のターニングポイントになったのが、2004年アテネオリンピックの日本選手の大活躍です。アテネオリンピックで8つのメダルを獲得した競泳日本チームは、その大躍進の原因が「指導者層の若返りと指導方法の変化にあり」と世界中から絶賛されました。
【特別寄稿】ロシアのウクライナ侵攻への中国の関わり方(松下 宏子)
■はじめに
トップに権力が集中している権威体制のもとでは中ロ両国は同じ行動を取ることである。習近平、プーチンの「合理性」が我々の合理性と価値観が全く違うことを認識する必要がある。
プーチンのウクライナ侵攻の理由がNATOの東方拡大への危機感とすると、2014年のクリミア戦争がうまくいき、クリミア半島を取れたことに合理性を求めたとすればプーチンの誤算はウクライナの抵抗と西側の激しい反応であった。