営業という仕事は
一冊の本作りに似ている
営業という仕事は、一冊の本を書き上げる仕事に似ていると、私は、常々考えている。私が、ビジネス書作家だから言うのではない。
みなさんにとって、非日常的な話かもしれないが、一冊の本を書き上げる流れについて、説明したいと思う。
まず、執筆で最も大切なことは、テーマを決めることだ。要するに、「何を書くか」ということになる。
御社の営業マネジャーは部下を育てていますか? 藤本篤志 [ 特集カテゴリー ] 経営者のための営業マネジメント塾
営業という仕事は
一冊の本作りに似ている
営業という仕事は、一冊の本を書き上げる仕事に似ていると、私は、常々考えている。私が、ビジネス書作家だから言うのではない。
みなさんにとって、非日常的な話かもしれないが、一冊の本を書き上げる流れについて、説明したいと思う。
まず、執筆で最も大切なことは、テーマを決めることだ。要するに、「何を書くか」ということになる。
御社の営業マネジャーは部下を育てていますか? 藤本篤志 [ 特集カテゴリー ] 経営者のための営業マネジメント塾
個性を大切に、という発想の恐ろしさ
早朝の羽田空港での出来事。
飛行機に乗るまで、小一時間ぐらい時間に余裕があり、腹も減っていたので、立ち食いうどんのカウンターの前に立った。その店は、注文を受け付けるカウンターが1ヶ所しかなかった。また、うどん、そばだけでなく、牛丼や豚まんも売っていた。
前に並んでいた男性が、注文する段になったとき、「そばはどんな感じ? 牛丼は? 豚まんは?」と後ろに数人が並んでいることも気にせず、2分ほど、「どれがいいかな?」と、優柔不断に決めあぐねていた。さすがに、後ろの人もイライラしだしたので、私が、「注文の品を決めてから、もう一度、並んでもらえませんか?」と声を掛けたところ、「うるせぇな。面倒くさくなったから、豚まんでいいよ」という返事が返ってきた。すぐに、豚まんに決めてくれたので、それ以上のやり取りはなかったのだが、私も相当気分を害した出来事だった。
株式会社エクミス
代表取締役社長 山田 悟
人の思いを繋ぐ企業
株式会社エクミス
「センチメンタル・バリュー」―「他人には価値のない物であっても、自分にとっては特別な思い出や思い入れがあるもの」この言葉をご存じだろうか。
このセンチメンタル・バリューを“形にする”ことに全力で挑む経営者がいる。株式会社エクミスの代表取締役社長山田悟氏だ。1986年の創業以来、同社はジュエリーを生まれ変わらせる「リ・ジュエリー」を主軸事業として展開し、50万点以上の加工実績を積み重ねてきた。
「皆さんの中にも、タンスに眠ったままのジュエリーを持つ方がいるのではないでしょうか。宝石はそこに込められた所有者の思いと同様、朽ちることはありません。リフォームという手段によって、その価値を自身の思いと共に後世へ残すことができるのです」と山田社長は語る。
なぜジュエリー業を手掛けることとなり、さらにはリフォームに着手するに至ったのか。リ・ジュエリーという新たな分野を見出し、業界に一石を投じてきた先駆者の軌跡を辿る。
ドラッカーに学ぶ働き方改革 中平 次郎 [ 特集カテゴリー ] ドラッカーに学ぶ働き方改革
最高に貢献できることを考えていくにあたり、同時にやっていかないといけないことが2つあります。
1つは、権限委譲をすることです。権限委譲がおこらない背景は、私たち人間の基本的な欲求に、自分の存在価値を感じて仕事をしたいというのがあります。手柄を自分で独り占めするような、そういうイメージに近いかもしれません。
企業に求められる防災 寄宗 幸司 [ 特集カテゴリー ] 企業に求められる防災
あなたの会社の防災意識は?
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、尊い多くの命が失われました。今年で7年が経ちますが、まだ約7万人の方が避難生活を送っています。
津波に巻き込まれ、家族同様に大切な社員を亡くし、事業の継続が困難になった企業が、沿岸部を中心に多数あります。
私の活動の原点は、この東日本大震災にあります。被災した方々、企業の方々のお話を聞き「もっと情報や知識があれば、多くの方や企業が助かったのでは?」と思った事がきっかけでした。「災害は忘れた頃にやって来る」と言いますが、最近は忘れもしないうちにやって来ます。そして、これからも災害は必ず発生します。もしも、自分の会社や社員が被災した時に、それらを守る準備は出来ているでしょうか?
これからの連載で災害ボランティアでの経験と、防災士としての知識を織り交ぜながら皆様に様々な情報を提供出来ればと思います。そして皆様の企業における「防災・減災」の意識向上、もしもの時に社員を守る一助になれば幸いです。
経済動向最前線 熊野 英生 [ 特集カテゴリー ] 経済動向最前線
トランプ大統領の保護主義的な対応が株価を揺がしている。この対応は本当にタイミングが悪い。ダウや日経平均株価が下がり始めたのは、3月8日にトランプ大統領が鉄鋼・アルミニウムに輸入制限を発表するよりも、約1カ月半前だった。2018年は年初から株価が急上昇してバブル的な変動が警戒されていた。それが、米経済のインフレ懸念が2月初の雇用統計でささやかれたことで、疑心暗鬼として噴出する。雇用統計の発表後、米FRB(連邦制度準備理事会)が利上げペースを上げるという思惑が株価を急落させたのである。
\どうしてますか?困った社員!/ [ 特集カテゴリー ] どうしてますか?困った社員!
学童保育など教育関係のNPO法人。職員の他にもボランティアを受け入れています。職員、ボランティアが次々に辞めてしまい、いつでも人材不足という問題に直面していました。
いい人というのは、NPO法人が掲げるミッションに賛同し、その中で、自分を活かしながら生き生きと自発的に仕事に取り組むような人材です。このような人材はどの会社でも欲しいと思います。けれど、採用しても1年、2年で疲弊して去っていくのです。これは非常にもったいない事例だと思います。なぜ、そのようなことが起こるのでしょうか?
シルバー肉体改造研究所 [ 特集カテゴリー ] シルバー肉体改造研究所
人生の最後まで自分の脚で歩くには?
人間は、加齢に伴い身体を動かすための「骨格筋」の量が減少します。
身体を動かすための力の源となる骨格筋の量が減少すれば、筋力が衰え、運動機能が低下します。
特に高齢者の骨格筋量の減少率は上半身より下半身の方が約10~15%高いことが研究で明らかになっており、下半身の筋力が衰えると歩行能力が低下し、歩行時に脚が上がらなくなると転倒の危険性が高まります。
また、立ち上がるためのお尻や太腿の筋力が衰えると、便座や椅子からの立ち上がりが困難になり、日常生活に支障をきたします。
それ以外に、筋量の減少は生存率の低下にも影響を及ぼすとの研究結果もあり、人生の最後まで元気に、自分の脚で歩くためには下半身の筋力トレーニングが欠かせません。
EU情勢最前線 中空 麻奈 [ 特集カテゴリー ] EU情勢最前線
“木に竹を接ぐ”とは、異なる性質どうしを無理につなぎ合わせようとしても、調和や釣り合いが取れなくなることを言う。どことなくしっくり来ない組み合わせ、と言ってもいいかもしれない。
現在のユーロ圏は、まさに“木に竹を接ぐ”ような違和感がある。成長率やインフレ率で見れば従来予想比より上振れており、金融引き締めに向かわざるを得ない一方、国内には下振れリスクを抱えており、ちぐはぐな感じが拭えないためである。
地方創生にかかわる 中小企業の役割 野田 万起子 [ 特集カテゴリー ] 地方創生にかかわる中小企業の役割
前号では、地方創生を実現するための手段である「シティプロモーション」に関する事例として、「ならでは」から創造する静岡市の取り組みをご紹介させていただきました。今回はその続編として、推進しているシティプロモーションを開花させるためのキーファクターを検証していきたいと思います。
エンゲージメントが組織を変える [ 特集カテゴリー ] エンゲージメントが組織を変える
前回、エンゲージメントとは「理念でつながるパートナーシップ」と説明しました。では具体的に何がエンゲージメントを生み出すのでしょうか?今回はエンゲージメントを構成する要因と醸成されるプロセスについて考えていきます。
「エンゲージメント」と言う言葉が人事担当者の間で使われるようになったのが、ここ7~8年くらいと前回書いたように、「エンゲージメント」は比較的新しい概念です。
ドラッカーに学ぶ働き方改革 中平 次郎 [ 特集カテゴリー ] ドラッカーに学ぶ働き方改革
生産性を高め、成果を上げていくために経営者は何に取り組むべきでしょうか。
まず1つ目ですが、ミッション経営を浸透させることです。ミッション経営とは、いわゆる経営理念に基づいた経営と、同じような意味合いです。
エンゲージメントが組織を変える [ 特集カテゴリー ] エンゲージメントが組織を変える
タイトルにある「エンゲージメント」と言う言葉から何を連想されましたか?
一番よく知られているのは「エンゲージメントリング」などに使われるように、「婚約」や「約束」のイメージでしょうか?マーケティング用語として使われることもあります。フェイスブックやツィッターなどは「エンゲージメント率」と言う指標を使っています。
もしくは特定の企業やブランドのコンセプトに共感してその商品を購入することを「顧客エンゲージメント」と言われます。顧客エンゲージメントが高いと購入するだけではなく、積極的に周りの人に勧めてくれるようになります。
この連載記事は「エンゲージメントが組織を変える」がテーマなので、人事用語として使っています。ここ5~6年で人事担当者の間でもこの言葉が聞かれるようになりました。
では人事用語で意味する「エンゲージメント」とはなんでしょうか?
実はこの言葉が出て来るたびに私は頭を悩ませていました。日本語でぴったりとした言葉が存在しないのです。
インターネットや書籍では「思い入れ」、「執着」、「絆」、「愛社精神」などが使われることが多いようです。
私が説明するときは「理念でつながるパートナーシップ」とお伝えしています。ちょっと長いですが、いろいろ考えた末これが私のイメージに一番近いと感じました。
なぜ「パートナーシップ」なのか?それはどちらか一方が与えるものではなく、相互に関わって築くものだからです。
具体的には個人と組織の目指す方向性が一致していて、お互いに貢献しあえるような関係。
つまり社員個人の成長や働きがいを高めることが組織の価値を高める。そして組織の成長が個人の成長や働きがいを高めるという、相互の関わりがエンゲージメントを高めます。そしてその土台となるのが組織や経営者の理念なのです。経営者の理念と個人の理念が一致しているからこそ、お互いに貢献しあえるからです。
\どうしてますか?困った社員!/ [ 特集カテゴリー ] どうしてますか?困った社員!
面接では完璧だがまさかのレベル
30名規模の会社に中途採用された大学卒27歳の男性Aさん。面接では考えを流暢かつハキハキと答え、提出された文章も完璧。頭脳明晰・コミュニケーション力高いと思っての採用でした。
しかし・・・いざ、仕事になるとコミュニケーション力が低く、時間も守れず、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)いづれも、ほぼ出来ない状態でした。「これは必要がないと思った」「叱られると思って黙っていた」など自分勝手な解釈で、簡単な『ホウレンソウ』ができなかったのです。
EU情勢最前線 中空 麻奈 [ 特集カテゴリー ] EU情勢最前線
上辺だけは上のものに従っても、内心はそうしないこと、を面従腹背、という。上司に背き、物申すのは容易なことではない。衝突を避け、心から納得せずとも、上席には適当に合わせて置くことが時として“空気を読む”という大人の知恵でもある。社会に出ると、多くがその技を自然と身につけ、生きていく。それでも、時には上司に背き内心に従わざるを得ない時もある。
経済動向最前線 熊野 英生 [ 特集カテゴリー ] 経済動向最前線
米国の政策運営がとても心配だ。ティラーソン国務長官の突然の解任、コーン委員長が辞任したからだ。まだ、辞任しそうな有力幹部はほかに複数名いる。しかもそれが良識派だから問題である。会社で言えば、社長を支えてきた役員が次々に会社を去っている状態だと表現できる。とても危なっかしい。
地方創生にかかわる 中小企業の役割 野田 万起子 [ 特集カテゴリー ] 地方創生にかかわる中小企業の役割
今後、急速に加速すると見込まれる人口減少・高齢人口比率の上昇を背景として、地域の消費市場規模の縮小や人材不足などによる将来の地域の経済力・活力低下が大変懸念されています。
このような状況下、地域の活力を維持・増進し、持続的な発展を可能とするためには、住民や企業・団体に「選ばれる」ことが必要です。これを実現するために、産業の振興や生活環境の充実する取り組みにより地域の魅力を高めるだけでなく、その魅力を「選ぶ」主体者に適切に伝える努力が必要不可欠です。地方創生を実現するための手段である「シティプロモーション」に今、多くの地方自治体が創意工夫をしながら取り組んでいます。
シルバー肉体改造研究所 [ 特集カテゴリー ] シルバー肉体改造研究所
高齢になるとどうしても食が細くなり、肉や魚といったおかずをとらなくなりがちですが、実は肉や魚といったタンパク質はご高齢の方には特に摂って頂きたい栄養素です。連載第1回目となる今回は、ご高齢の方がいつまでも元気でいるための食事のポイントをご紹介させて頂きたいと思います。
その前にまず、栄養の基礎として「三大栄養素」と言われる栄養素の役割をお伝えしなければなりません。
清話会 会員紹介 [ 特集カテゴリー ] 清話会 会員紹介
人々の食卓に、最大の安全と最高のおいしさを届けたい
坂本香料株式会社
専務締取役 堤野 隆夫
香料業界を牽引 浅草に生きる老舗企業
浅草寺のお膝元、情に溢れる浅草の街
で、70年以上の長きにわたり生き続けてきた老舗企業がある。
その企業の名は、坂本香料株式会社。
清涼飲料メーカーを中心に原材料となる香料を提供する同社は、1946年の創業以来、香料のパイオニアとして業界を牽引し続けてきた。
御社の営業マネジャーは部下を育てていますか? 藤本篤志 [ 特集カテゴリー ] 経営者のための営業マネジメント塾
営業の世界に練習の二文字はない?
先日、平昌オリンピックが閉幕した。一つ一つのスポーツドラマに、確かな感動があったのは、記憶に新しい。
私も、今回は、いままで以上にテレビを見たのだが、メダルを獲った選手も、残念ながら獲れなかった選手も、誰もが共通のコメントを言っていたのが、特に、印象に残った。
「もっと練習します」という言葉だ。
メダルを獲った選手は、4年後もメダルを獲るために。獲れなかった選手は、4年後こそ、メダルを獲るために。
更に、彼らは、必ず弱点強化の具体的なプログラムに取り組む。つまり、漠然と練習するだけではダメだ、ということを知っているのだ。