2019年は日本で平成が終わり、新たな元号が始まる記念すべき年となる。同時に、欧州でも2019年とは1979年に欧州通貨制度EMSが導入されてから40年、1999年1月のEU加盟国中11カ国で単一通貨ユーロを導入してから20年目の節目を迎える年なのである。
しかし、そんな節目の年に、欧州はグローバル経済をも動かし得る台風の目となる可能性がある。その理由たる不安を四つ指摘する。
EU情勢最前線 中空 麻奈 [ 特集カテゴリー ] EU情勢最前線
2019年は日本で平成が終わり、新たな元号が始まる記念すべき年となる。同時に、欧州でも2019年とは1979年に欧州通貨制度EMSが導入されてから40年、1999年1月のEU加盟国中11カ国で単一通貨ユーロを導入してから20年目の節目を迎える年なのである。
しかし、そんな節目の年に、欧州はグローバル経済をも動かし得る台風の目となる可能性がある。その理由たる不安を四つ指摘する。
特別寄稿「2019年の展望」 [ 特集カテゴリー ] No Categorize
米ソ冷戦は20年近く前に終焉したが、米中の貿易戦争が今や新冷戦と呼ばれるほど顕在化している。
米ソ冷戦にとって正面はヨーロッパであったが、米中新冷戦の正面はインド太平洋である。確かに、ドナルド・トランプ大統領は中国に対米貿易黒字の縮小を求めて、経済制裁をしかけた。だが、この米中新冷戦は、中間選挙のためのトランプ大統領の中国叩きといった一過性のものでないことは、明らかである。ブエノスアイレスでの米中合意も、一時しのぎに過ぎない。
経済動向最前線 熊野 英生 [ 特集カテゴリー ] 経済動向最前線
平成がいよいよ終了する。平成最後の年、つまり新元号元年は景気が比較的良い年になりそうだ。理由は、国内イベントが目白押しであることだ。新元号が4月に決まると、新時代を祝うムードとともに平成を惜しむムードが様々な消費のキャンペーンを誘発するだろう。ラグビーワールドカップも国内の複数会場で開催される。
特別寄稿「2019年の展望」 [ 特集カテゴリー ] No Categorize
2019年は世界で景気減速が実感され始める最初の年となりそうだ。2017年は世界の貿易拡大と企業設備投資に支えられて世界同時経済成長を実現した「恵まれた年」であったが、2018年は米国の好景気に支えられて世界は前年程度(3.7%)の景気拡大が実現できたとみられる。とはいえ、昨年は米国以外の日本、欧州、中国を含む新興諸国では景気拡大の勢いは弱まり、世界経済の内情は既に変貌し始めており、2019年はそれが顕在化し3.5%かそれ以下の経済成長へと減速すると予想される。