中国最前線 松野 豊 [ 特集カテゴリー ] 中国最前線 中国の未来は「習近平改革」の成否にかかっている [ 第83回 ] By senken-admin 2017年9月 松野 豊 中国は経済大国になり、企業も技術力・収益力を獲得し社会インフラも整備されてきたため、もう外国企業の支援を必要としなくなったという人がいる。しかしそれは間違いである。確かにこの十年で中国の世界に対する影響力は格段に向上した。しかしこの国は実は国内に大きな爆弾をかかえている。資産バブル化、地方政府などの不良資産問題、急速な少子高齢化、深刻な環境汚染さらに所得格差による社会の不安定化……問題をあげると枚挙にいとまがない。 閲覧にはログインが必要です。→ ログイン. 関連 [ 著者 ] 松野 豊 (まつの ひろし) 清華大学・野村総研中国研究センター理事 副センター長 1981年京都大学大学院工学研究科衛生工学修士課程修了。同年に野村総研入社。2002年、上海に野村総研(上海)諮詢有限公司を設立し、董事・総経理を務める。 07年から清華大学・野村総研中国研究センター理事、副センター長。北京在住。 この著者の記事を読む