目下、景気拡大期間が2012年から数えて5年目に入っている。戦後3番目という長さである。この話を聞いて、「景気はまだまだ拡大する」と直感する人は多いだろう。
しかし、エコノミストの中には、景気拡大が長くなるから「もうそろそろ終わりも近い」とみる人も少なくない。例えば、生産などでは、生産拡大のトレンドが長期化するほど、在庫の作り過ぎが生じやすくなって、徐々に下向きの作用が強まる。
筆者も長期化しているからこそ、調整のマグマがどこかに貯まっていると疑ってみている。
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