SPK(7466)。自動車(exクラッチ・ブレーキ・電装品など)向けを主軸に、建機・工機などの補修用部品を取り扱う専門商社。前3月期まで「実質23年の連続増配」を続けている。が、地味な企業でもある。IFIS目標平均株価の算出対象にもなっていない。本稿作成中の時価の予想PBR0・67倍。が、過去10年間の株価動向は株式分割等を勘案した修正値(以下、同じ)でパフォーマンスは2倍強。
周知の通り、連続増配企業1位は32期の花王(4452)。SPKは、花王に次ぐ第2位の長期連続増配企業なのである。
23年連続の増配は、そう容易にできることではない。改めて調べてみた。
2021年3月期は、「4・5%の減収、5・1%の営業増益、(20年4月1日付けの1:2株式分割を勘案すると)実質4円増配74円配」。今3月期も「9・1%増収(457億円)、2・7%営業増益(21億円)、実質80円配」計画で立ち上がった。そして開示済みの第3四半期の通期計画に対する進捗率は77%弱、71%と上々。
設立は1917年。伊藤忠商事の機械部から独立し、外国車及び外国車部品の販売商社として産声を上げた。2017年には百周年の節を超えている。が今の業界を考えると主力は「自動車関連」。新型コロナウイルス禍&経済状況と、無縁ではなかったはず。
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