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『社長こけたら皆こける状態』の創業10年の事例B社のマネジメント改善方法』(小池浩二) [ 第25回 ]

■事例企業の概要

2008年に創業の事例企業は、日本伝統商品を中心に製造販売に邁進され、年商5億・従業員27名体制の規模に成長されています。過去3期の売上伸長率をみると、123%、118%と急成長状態。現状のこの企業の姿を一言で表現すると、「社長こけたら皆こける急拡大に追いつけない可能性を秘めた集団」といえます。

売上が拡大すればするほど会社の危険は増大します。成長企業によく見られる傾向ですが、会社の規模成長スピードに人・システムの内部的環境が対応できないから起こる現象です。しかし、創業10年の歴史を考えるとむしろ当然であり、逆によくここまで成長されたと感じます。この事例企業には、商品・人・機能には輝くものがありますが、残念ながらそれを動かす仕組み・発想・人的レベルが会社の急成長に追い付いていない状態でした。

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