≪先見経済ラボ始動!≫ 清話会は昭和13年から日本の社長を応援して来ました。 “勝ち抜く社長のパートナー” 先…
月別: 2022年7月
「造船業について」(真田幸光)
『先見経済』8月号 表紙+目次+セミナー案内
「令和4年のみたままつり」(日比恆明)
「幕末の“日露交渉”」(9/27、一坂太郎氏、大阪ライブ講演)
「安倍さん亡きあとの日本」(9/8、今井澂氏、東京ライブ講演)
「東京アメリカンクラブにて館内見学と講演会+懇親会」(8/25、講師:高島康司氏、SJC)
「織田信長と学ぶ 業績UPのパワハラ対策」DVD販売!
「気づいてからでは遅いリアルな危機の最近の傾向」(8/9、田丸誠氏、東京ライブセミナー)
「まだ気づいていない米国景気回復論」(武者陵司)
「ウクライナの現状と今後」(8/26,小野元裕氏、大阪ライブ講演)
「“国防”と“教育”」(7/8)竹本 三保氏
■清話会セミナー
「“国防”と“教育”」
ー自衛隊と教育現場のリーダーシップー
竹本三保 たけもとみほ(竹本教育研究所長代表、元海上自衛隊中央システム通信隊司令)
1956年京都府城陽市生まれ、奈良女子大学卒。海上自衛隊幹部候補生入校(江田島)。97年2佐、2006年1佐拝名。厚木航空通信隊長、システム通信司令部群首席幕僚、自衛隊青森地方協力本部長、中央システム通信隊司令等を経て11年退官。12年大阪府立狭山高等学校校長。20年より現職。
■女性は船に乗れない時代
海上自衛官を目指す
私は10代のとき、既に国防と教育が日本の2本柱だなと思っていました。その国力選択に影響を及ぼした2人の人物がおり、一人は亡くなられた中曾根康弘さん。私が中学生のときに防衛庁長官をやっておられて、日本は海に囲まれた国だから海上防衛が大事、というメッセージをどんと発せられ、非常に感化を受けました。
もう一人は私の父。もうだいぶ前に亡くなりましたが、15歳か16歳ぐらいで特攻隊、七つボタンの予科練に入り、教育を受けていました。本当は海軍兵学校に入りたかったけども、数学が苦手で入れなかったそうです。ところが予科練で生き残って最後は霞ケ浦に行きましたが、終戦後、何を思ったか電通に入ります。時代が変わると思ったらしく、一生懸命勉強して電通に入ったと言ってました。
そういう二人の影響から海上自衛官になりたいと思ったのですが、高校を卒業するときには、陸上自衛隊は入れましたが、海上と航空は女性を入れていませんでした。それで大学に行って、幹部候補生の試験を大学卒業時に受けました。
「米ドル基軸体制の変化の可能性について」(真田幸光)
映画:「シン・ウルトラマン」の世界観に観るジェンダー
【映画評】
「シン・ウルトラマン」の世界観に観るジェンダー
5月に封切られた『シン・ウルトラマン』が話題になっている。『新世紀エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』を手掛けた庵野秀明が企画・脚本、樋口真嗣が監督となれば見逃せない作品の一つだ。
今回の題材になっている「ウルトラマン」は1966年にテレビで放映された「空想特撮シリーズ」ドラマだ。当時、ウルトラQから始まるこのシリーズとして、最初にフルカラーとして放映された作品で平均視聴率も36%と高く当時子供たちの心を鷲掴みにした。地球を守るヒーローのウルトラマンが地球を侵略する怪獣や宇宙人を退治する爽快さが人気を博した。
政界再編物語② 三沢 明彦
政界再編物語②
平成5(1993)年6月29日の産経新聞朝刊1面には、「仙台市長に1億円 ゼネコン巨額汚職」の見出しが躍っていた。東京地検特捜部はその日、公共工事発注に便宜をはかった見返りに、ゼネコン4社から1億円のヤミ献金を受け取ったとして、仙台市長の石井亨を収賄容疑で逮捕する。特捜部が逮捕した収賄側は茨城県知事、宮城県知事など8人、贈賄側は25人。翌年には元建設大臣があっせん収賄容疑で逮捕され、ゼネコン汚職はリクルート事件に続く疑獄事件に発展し、政界再編のうねりを加速させた。
第16回:「事業承継と事業継承の違い」(河本 和真)
##事業承継と事業継承
事業承継と事業継承は、受け継ぐ「もの」は異なりますが、どちらも「~を受け継ぐ」という意味で使われる言葉です。どちらが正しい表現か悩ましく感じる方も多いでしょう。これまでの連載では、「事業承継」という言葉を使用していましたが、それがなぜなのか、改めて言葉の意味をお伝えいたします。
夏こそ冷え対策を (鈴木健人)
夏こそ冷え対策を
場所や年によっても違いますが、日本の夏はとても暑いですね。「節電を意識してる場合じゃない、とにかくエアコンだ!」という感覚の人も多いと思います。
一方で「エアコンで冷えすぎてしまう」「つけないと暑いけど、つけると寒い」という声も多く聞かれます。悩ましいところですね。そもそも体を冷やすことは健康に良くありません。ということで、今回は夏の冷え対策についてお伝えします。
【講演録】佐藤 和彦氏 「日本国と天皇」
■清話会セミナー 2022年5月14日(土)
「日本国と天皇」
ー吉水神社 佐藤宮司が語る皇位継承ー
佐藤一彦 さとうかずひこ(吉水神社宮司)
昭和16年山口県出身。関西大学卒。大阪府警機動隊特殊部隊・警部補、堺北警察署・東警察署(警部補)、通信指令室(本部)、西成署(総務教養)、守口署(総務教養)城東警察署警部。平成7年阪神淡路大震災出動、同年大阪府警退職、國學院大學入校、神職に。平成9年吉水神社宮司に。
■吉水神社で25年、警察官として35年
私は阪神淡路大震災の時にはすでに警察官を辞めており、楠木正成公の祀ってある港川神社公園で待機しながら仕事をしていました。そのときに吉田宮司に出会い、君は警察官よりも宮司に向いていると言われて、宮司資格を取りました。五段階あるうち、直階、正階、権正階、明階の四つを取得し、吉永神社の宮司を25年間、55歳から80歳まで務めてきました。始めた頃は5年間だけのつもりだったのですが、気が付いたら80歳になっていました。
80歳という歳は私のお師匠様である安岡正篤先生と豊田良平先生を思い出します。私は安岡先生の孫弟子で、いつも2つ、3つほど言われていたことがあります。1番言われたのが「牛のケツになるな」というものです。物知りになるなよ、物知りが1番ダメなんやで、知ることよりも行動することが大事だよね、といつも言われていました。おそらく、いろんな人がその言葉に押されて言葉よりも行動の力を信じてきました。
「企業の障がい者雇用をきっかけに作る共生「企業」社会」 引地 達也
要支援者と関わる活動をしている私にとって、「雇用」「就労支援」は常に意識しなければいけないテーマである。もちろん、当事者にとっても、雇う側にとっても切実な問題は、なかなか誰もが納得する「三方よし」にならない現象が発生しやすいこと、これは大きな社会課題と言ってもよいと思う。
第十一回 ~農民による杜氏集団~ 田崎 聡
日本酒の量産化を可能にした伊丹鴻池の山中新六は、その酒造技術を『童蒙酒造記』(1687年頃)の中に記している。しかし、もともとは奈良の興福寺の醸造技術書が、摂津に持ち込まれ、その中に量産化の技術が載っていたとされている。粕取焼酎のルーツでもある「柱焼酎」のことが『童蒙酒造記』の記述にあることは前述したが、室町時代の農具の発達、牛馬の農民所得の普及、肥培技術による地力の強化、水稲品種の改良や雑穀、灌漑技術の進歩などの農業の生産性向上の進歩が時代背景としてあったと考えれば、日本酒の酒粕を蒸留し、農民がその粕取焼酎の下粕を肥料にしていたとしても、想像に難しくない。