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政界再編物語④ 三沢 明彦

政界再編物語④

小沢一郎は“壊し屋”と言われた。古巣の自民党を壊し、自ら作った新党を壊し、ついには政権さえも。「敵はアンシャン・レジーム(旧体制)。政治改革、政権交代可能な二大政党制の確立をひたすら追い求めてきた」と彼は言が、創造なき破壊の跡には荒涼たる光景が残されただけだった。野党に転落した民主党は迷走の末に崩壊し、小沢と運命を共にした政治家たちも、独断、傲慢、非情な振る舞いに辟易し、次々に離反していった。                                                                                                                                

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