ヘイトクライム(憎悪犯罪)は文明社会の宿痾(しゅくあ)である。異質な文明、価値観に対する恐怖と嫌悪、マイノリティに対する偏見と差別。寛容の精神が失われ、憎悪が拡散すれば、国は滅びる。
平成事件簿 三沢 明彦 [ 特集カテゴリー ] 平成事件簿
ヘイトクライム(憎悪犯罪)は文明社会の宿痾(しゅくあ)である。異質な文明、価値観に対する恐怖と嫌悪、マイノリティに対する偏見と差別。寛容の精神が失われ、憎悪が拡散すれば、国は滅びる。
平成事件簿 三沢 明彦 [ 特集カテゴリー ] 平成事件簿
剣と天秤(てんびん)を手にした正義の女神テミス像は全国の検察庁に飾られ、「剣なき秤(はかり)は無力、秤なき剣は暴力にすぎない」と教えている。女神が目隠しをしているのは、犯罪者の顔を見ずに罰を下すため。富者も貧者も、法の下では誰もが平等という理念を表しているという。
100年、200年企業を実現するための 欧米流ファミリービジネスマネジメントのススメ 大井 大輔 [ 特集カテゴリー ] 欧米流ファミリービジネスマネジメントのススメ
先月は、後継者の育成について検討しました。今月は、経営者の引き際について検討します。
経営者の4つの引退パターン
経営者の引退のパターンを分類すると、4つのパターンに分類されるそうです。(図1)
1つ目は「君主型」で、在任時は会社の規模を大きくすることに力を入れ、企業成長に寄与しますが、自発的には引退しません。そのため、自身が亡くなるか、社内クーデターが生じ、解任されるまで続けるタイプです。ファミリービジネスの創業者に最も多いパターンです。
コーヒーブレイク ~幸せな人と組織を創る経営者コラム~ 中平 次郎 [ 特集カテゴリー ] コーヒーブレイク ~幸せな人と組織を創る経営者コラム~
経済動向最前線 熊野 英生 [ 特集カテゴリー ] 経済動向最前線
日本経済は、2011年の東日本大震災以来の危機に直面している。感染拡大を阻止するための様々な自粛が、個人消費あるいは企業活動を直撃している。感染阻止が遅れれば、それだけ自粛が長引くので、集団感染を防止するための自粛は仕方がない部分はある。
政府は、緊急対応策の第二弾として、3月10日に指針を発表した。第一弾は、2月13日に発表された153億円と小粒の対策になる。今回は、規模が4,308億円ともう少し大きく、これまでカバーできなかったフリーランスの配慮を行っている。
次世代小売流通への架け橋 菊原 政信 [ 特集カテゴリー ] 次世代小売流通への架け橋
商売人としての車寅次郎
「私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、 姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します」
おなじみのセリフで始まる映画「男はつらいよ」。おっちょこちょいだが人情味のある渥美清が扮する車寅次郎と、毎回登場するマドンナ、妹のさくらや家族とのやり取りが人気で、昨年末には50作目として「お帰り寅さん」が上映されました。いつも、マドンナに恋心をもちながらも最後にはふられてしまう、顔で笑って心で泣いている寅さんの姿が印象的です。
小売業は、人の行き交う道筋に商品を並べ売りはじめ、やがて他の地方でも売る為に行商に出かけて売り手と物流を兼ねることから始まり、それに加えて各地の情報を伝える役割も担っていたと考えられます。寅さんの職業は香具師ですが、販売しているものは易断本、瀬戸物、レコード、張り子の虎、おもちゃなど様々で、街角や祭り、縁日など人が集まるところに露店を設けて「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい」と呼びかけ、その時々に販売する商品のいきさつや魅力を面白おかしく伝え、楽しませながら啖呵売・口上する姿はまさに小売りの原点ではないでしょうか。
真の働き方改革の追求で残業半減でも年収アップの実現 秋吉 正一 [ 特集カテゴリー ] 真の働き方改革の追求で残業半減でも年収アップの実現
ボトムアップ型でなければ
実現できない
15社の企業で大幅な収益改善を達成し企業改革に成功したことを紹介したが、この15社のいずれの企業も成功の秘訣は下記の3点である。
Ⅰ 1泊2日の合宿及び熱き語る会の開催による「5年後のあるべき姿」の共有と、徹底した「意識改革」の断行
Ⅱ 「5年後のあるべき姿」の実現の為の、組織横断的タスクチーム活動の展開と自己改革
Ⅲ 3つの「見える化」導入での「One Team」化と、徹底した収益追求活動の展開
中堅・中小企業のプレイングマネージャーの仕事術メソッド 小池浩二 [ 特集カテゴリー ] 中堅・中小企業のプレイングマネージャーの仕事術メソッド
地方創生にかかわる 中小企業の役割 野田 万起子 [ 特集カテゴリー ] 地方創生にかかわる中小企業の役割
時代は平成から令和に移り代わり、未来の日本創生に向けての期待と希望が湧いていました。それなのに、年明けから「新形コロナウィルス感染」の状況が日に日に大きくなり、世界に未曾有の影響を及ぼしています。ついには、3月11日にWHOから世界的な大流行になっているとの認識を示したうえで「新型コロナウィルスはパンデミックと言える」との発表がありました。いみじくも、3月11日は東日本大震災からの9年目、日本においては忘れてはいけない日、改めて復興を誓う日において、世界的にこのような事態になるとは想像もできませんでした。この影響で各地の追悼式が縮小され、復興を進める地域の皆様の苦渋の思いに胸を痛めます。
それでも前に進むために今、何を考え、どう行動していくべきなのでしょうか。
人事労務が経営に与える影響 ~事例が語る未来のあり方~ 三浦 才幸 [ 特集カテゴリー ] 人事労務が経営に与える影響 ~事例が語る未来のあり方~
近年、人事労務はこれまでにない対応を迫られることが増えてきました。新型コロナウイルス対策、少子高齢化による採用難、リモートワーク、電子申請など、比較的動きが無いと言われる人事労務の業務にも関わらず、多くの課題が迫ってきています。これらの課題に対して、これまではある程度の指針や進め方が業界ごとに示されたりしたことが多々ありました。業界団体ごとの勉強会が開催され、事前準備もそれなりに周到に進められました。
一方で、事業や業務が多様化したことで、人事労務としての共通の課題はあるものの、その対応が総論的なものになっていることも多々見受けられます。
この記事では今後、ICT化と日本型雇用システムからの脱却というこの2つの課題について、過去の事例や海外の取組みを紹介しながら、乗り切るための方策をご報告したいと思います。今回は最近の重要課題である新型コロナウイルス関連について述べたいと思います。