第4回 「稼ぐ力」を得る感謝話法の活用 澤田 良雄
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 第4回 「稼ぐ力」を得る感謝話法の活用 澤田 良雄

「感謝の心」を話に生かす

 第4回 「稼ぐ力」を得る感謝話法の活用

 

◆生涯現役で活躍する決め手を持つ

人生100年時代、いかに生涯現役で活躍する自身を育て上げるかが問われています。それには二つの決め手を磨き上げ「稼ぐ力」とすることです。

その一つは専門力です。これには、専門知識、技術(匠の技、多能性、独自性、応用性)、開発力(経験を生かした改善・改革、創造性、破壊と創造、挑戦と継続による結実)という要素があります。さらに仕事以外の特技も加わってきます。いわば、自身の売りもの、「稼げる力」です。

もう一つは人間力です。これには、人間味(感受性、包容力、謙虚さ、人望)、協力をとりつける掌握力(信頼性、適切な評価、感謝心)、指導力(是々非々の育成・感化力)、人徳(利他の施し、倫理的実践観)という要素があります。

この2つの軸を持った人は「憧れの人」であり、現在でも将来でも頼られる人として、存在感があります。

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第3回 話の味は謝念豊かな人の味 澤田良雄

話の味は人の味です。これには2つの軸があります。 

  • ひとつは話す人の考え方です。

 それは、生まれてから現在までの体験と学びで得られた知識、知恵、習慣、情報、技術等々に加えて、生まれた時の宿命的条件が加味されます。これには、受け継がれてきた家柄、男か女か、兄弟姉妹の続柄また、血液型や誕生日、誕生星や干支などさまざまな要素があります。従ってこれらのすべてが集積され、ものの見方・思考を形成していきます。ですから、ひとりとして同じ考えの人はおりません。例え、同じシチュエーションであっても、そこでのとらえ方、判断、行動は十人十色で、異なるものなのです。

 さらに、各自の考え方は変化します。生育過程での学び、体験等の諸条件は常に変わるからです。ですから導き出される考え方は、変わります。極端な現象は朝令暮改のこともあります。一人十色と表されることは周知の通りです。従って、感謝の心の享受の有り様も一応ではありません。しかしながら、程度の差はあれ感謝の心が生きた見識となっています。

  • もうひとつは人間性です。

その人の性格、人徳、人間味というものは、話しぶりに表れます。好感度の高い話し手の人間性には、三つのキーワードがあります。それは、誠実、熱意、信念です。

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